記事内に広告を含みます

JR甲府駅から宿の送迎バスで市内の山あいを走ること約25分。今回ご紹介するのは、標高780メートルにたずむ 積翠寺温泉 坐忘庵（せきすいじおんせん ざぼうあん）。幻想的な夜景と貸切露天風呂に癒される老舗温泉旅館です。

宿に到着。館内に入ると、山あいの一軒宿とは思えない豪華なロビーがお出迎え。おこもり宿にふさわしい雰囲気に温泉デートの期待も高まります。チェックインをすませて客室へ

お部屋は純和風のお座敷に加えてベッドルームも。カップルに人気の和風モダンのしつらえです。眼下には甲府の街が望めます（客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます）

旅の荷をほどいたらまずは温泉を楽しみましょう。

鎌倉時代の修験者（しゅげんじゃ）が発見したと伝えられる積翠寺温泉。かの武田信玄が近くで産湯（ゆぶゆ）をあげたことから信玄の産湯・信玄の隠し湯などとも呼ばれています。

二人だけで温泉が楽しめる貸切露天風呂もあります。野趣あふれるそのたたずまいは、まさに信玄の隠し湯にふさわしい温泉です。

夕方、甲府市内に灯りが灯ると、お部屋の窓からの眺めは、まるで逆さ富士を見ているよう。幻想的な甲府の夜景に癒されます。

続いてのお楽しみは夕食。運ばれてくる料理の中の数々。白い包みは何でしょう？ 包みをほどくと、中には、子持ち昆布、椿に見立てた燻製サーモンのお寿司、マナガツオの西京焼きが入っています。

こちらは、かぶら蒸し。すりおろしたカブに卵白などを加えて蒸しあげたもの。中には甘鯛（あまだい）が入っています。

お造りは本マグロ。卵の黄身をしょう油に漬け込んだ黄身じょう油でいただきます。

お鍋は宿の名物・翠楼豆腐（すいろうどうふ）。豆腐を豆乳のスープで煮込んだという、まさに豆腐づくしのお鍋。塩昆布でいただきます。芯から体をあたためてくれる一品です。

幻想的な夜景と野趣あふれる貸切露天風呂に山の幸・海の幸のおもてなし。静かな里山にたたずむ 山梨県 積翠寺温泉 坐忘庵 は、カップルの温泉旅行におすすめの隠れ宿です。