東京からJR特急踊り子号で約1時間10分。今回ご紹介するのは、相模湾に面した風光明媚(ふうこうめいび)な観光地として親しまれている湯河原温泉(ゆがわらおんせん)にある おんやど恵(めぐみ)。一泊二日の温泉旅行におすすめの温泉旅館です。
江戸時代の商家をイメージした館内は、快適な近代建築でありながら江戸情緒を感じさせる和の雰囲気が漂います。中庭を眺めながら足湯が楽しめるスペースも用意されていて癒しのひとときを過ごせます。
手すり付きの廊下や階段には電動いす式昇降機が設置されているほか、貸出用の車椅子や車椅子対応のトイレなど、バリアフリーに配慮した設備やサービスにも定評があります。
客室は和室・洋室・和洋室の三タイプ。段差の少ないバリアフリーに配慮された和室も用意されています。どのお部屋も清潔感があふれ、ゆったりとした時間を過ごせます。露天風呂付き客室も人気があります。
客室のタイプは宿泊プランの中から選べます。
お風呂は大浴場・露天風呂・貸切露天風呂のほかサウナも併設されています。お風呂のお湯は自家源泉を掛け流し。泉質はやわらかな温泉で、ペーハー8.47とアルカリ度が高く、美肌の湯としても知られています。
湯河原温泉おんやど恵の夕食です。もてなしは地元の旬の食材にこだわった会席料理。一品一品手作りされる質を重視した料理は宿泊者の口コミでも高評価されています。
相模湾の味覚といえば金目鯛。地元で水揚げされた地キンメをお刺身やしゃぶしゃぶでいただきます。秘伝のたれでじっくり煮込んだキンメダイの姿煮は人気の一品。ご飯も進みます。
地元のほまれ・総州牛(そうしゅうぎゅう)は、すき焼き・ステーキ・陶板焼きで。地元・神奈川県南足柄(みなみあしがら)の山懐に抱かれた自然豊かな環境で育てられた総州牛は、きめ細かな肉質と、しっとりした上質の脂が特徴。とろけるような甘さです。
こちらは宿の名物・鮑のやわらか煮。秘伝の出汁(だし)でじっくり煮込んだアワビは、食べると出汁の旨みがあふれ出るおいしさ。アワビのやわらか煮を目当てに通い続けるリピーターも多いおんやど恵の伝統料理です。
源泉掛け流しの美肌温泉と地元食材を使った料理を心ゆくまで堪能できる湯河原温泉おんやど恵。東京から電車で約70分。バリアフリーにも配慮されているので三世代旅行にもおすすめできるお宿です。
東伊豆にも車椅子で温泉に入れるバリアフリーの宿があります。