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車椅子で温泉旅行をするときにたいへんなのが入浴。バリアフリー対応の客室がある宿は増えてきましたがお風呂まではなかなか手が回らないのが現状です。そんな中、リフト付きの貸切風呂などバリアフリー対応の施設や設備が充実している温泉宿が長野県にありますのでご紹介します。

車椅子利用の宿泊客を念頭においたバリアフリー設計が施されているのは長野県松本市にある 浅間温泉 ホテル玉之湯 （あさまおんせん ほてるたまのゆ）。人に優しい宿・シルバースターにも登録されています。

車を玄関前に横付けしたところからスロープになっているので、そのまま車椅子で館内に入れます。段差の心配もありません。

フロントロビーもバリアフリー。ロビーには車椅子用トイレもあります。エレベーターには車椅子専用の低い位置の押しボタンは付いていませんが、棒が常備されているので、棒で利用階のボタンを押せます。スタッフに声をかければ手伝ってもらえます。

車椅子での宿泊には バリアフリー客室プラン がおすすめです。露天風呂が付いたバリアフリー対応の客室に宿泊できるので快適に過ごせます。上の写真はバリアフリー対応ルームの入口です。段差がないので車椅子のまま部屋の中に入れます。

こちらはバリアフリー露天風呂付き和洋室です。和室10畳とツインベッドルームに客室露天風呂が付いています。広いスペースなので介助や室内の移動も楽に行なえます。

もちろん客室のトイレもバリアフリーです。トイレはウォシュレット。壁には手すりも付いて車椅子対応がなされています。

客室にも手すり付きの露天風呂が付いています。バリアフリーになっているので車椅子のまま露天風呂の近くまで移動することができます。

2014年12月にはバリアフリー対応のリフト付き貸切風呂も誕生しました。洗い場から湯船の中まで直接リフトで移動できるので安心です。介助するかたにも介助されるかたにもやさしいお風呂です。

夕食は食事処でいただきます。客室から食事席までは車椅子で単独の移動が可能です。信州の山菜・きのこ・野菜・信州牛・イワナなど旬の素材をふんだんに使った郷土料理のコースがいただけます。

夕食の目玉は信州産100％のそば粉と安曇野の天然水を使って館主みずから毎日打つ手打ちそば。ぞはの香りと喉ごしがたまらない逸品です。

夜の8時45分から10時までの時間、1階の古民家調のふれあい広場でアットホームなミニコンサートが開催されます（年間320日以上）。車椅子での見学も可能です。

朝食も食事処でいただきます。信州で育った新鮮野菜、安曇野産の豚肉を使った豚汁、手作り漬け物など体にやさしい信州の味が並びます。信州産の食材を天然温泉で蒸して作る温泉蒸しも楽しめます。

車椅子で温泉旅行に長野県へ出かけるなら リフト付きの貸切風呂などバリアフリー対応の施設やサービスが充実している 浅間温泉のホテル玉之湯 がおすすめです。車椅子のかたも介助するかたも快適な時間を過ごせます。


全旅連認定の人に優しい宿