日本三大秘境といえば◇祖谷(徳島県)◇白川郷(岐阜県)◇椎葉村(宮崎県)。今回は、日本三大秘境のひとつ徳島県・祖谷(いや)にある温泉宿 ホテル祖谷温泉(いやおんせん)をご紹介します。
ホテル祖谷温泉へのアクセスは、JR土讃線(どさんせん)阿波池田駅からバスで約55分。車の場合は徳島自動車道・井川池田ICから約50分。秘境ではありますが、とてもおしゃれなお宿です。
チェックインをすませて客室へ。お部屋にはモダンなの木の家具に真四角の琉球畳(りゅうきゅうたたみ)。センスあふれる造りです。窓の外にはそそり立つ山々が。さすが、秘境のお宿です。
客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます。
ホテル祖谷温泉の名物は谷底にある露天風呂。なんとその露天風呂には宿のケーブルカーで行けるんです。
距離250メートルの間に標高差170メートルも上下するケーブルカー。傾斜角度は42度。渓谷に向かってゆっくりと下りていきます。
ケーブルカーでおよそ5分。露天風呂に到着。祖谷川(いやがわ)にせり出すように造られた湯船の前は祖谷渓(いやけい)の大パノラマ。これは風情があります。
源泉掛け流しのこの露天風呂。湯温は39度とぬるめなので、じっくりつかるのがおすすめ。祖谷川が創り出した荒々しい渓谷美を眺めながら、秘境ならではの癒しのひとときが楽しめます。
ホテル祖谷温泉の夕食です。もてなしは、秘境ならではの山の幸を散りばめたコース料理。前菜は五種盛り。菊芋・ショウガの黄身包み・松茸の白和え・栗、そして祖谷豆腐の味噌漬け。
お造りも、祖谷コンニャクをはじめ阿波尾鶏(あわおどり)のタタキや椎茸など山里ならではの味。地のブランド鶏・阿波尾鶏のタタキは燻製にも似て、かみしめると深い味わいを楽しめます。
天ぷらもひと手間かけています。季節の野菜に加えて、レンコンをつぶして団子状にし、周囲に蕎麦の実をまぶして揚げたレンコン団子。香ばしいソバの実が食欲を刺激します。
塩焼きにされた魚は「あめご」。アメゴとはアマゴのこと。サケ(鮭)の仲間ですが、一生を川で過ごす清流の美味です。
こちらは源泉で蒸しあげたセイロ蒸し。サツマイモやジャガイモ・キノコ・豆腐・コンニャクなどに加えて、阿波尾鶏のもも肉が。阿波尾鶏は、低脂肪で、甘みとコク、ほどよい歯ごたえが特徴。これはたまりません。
絶景の露天風呂と山里の美味を堪能。日本三大秘境の景観を満喫できる ホテル祖谷温泉 は、一人旅にもおすすめできる秘境の一軒宿です。