JR米子駅からタクシーで約15分。日本海に面した海辺の温泉郷・皆生温泉(かいけおんせん)。全国的にも珍しい海から湧く温泉で、別名・塩の湯と呼とも呼ばれています。今回ご紹介するのは、海色・湯の宿 松月(うみいろ・ゆのやど しょうけつ)。皆生温泉に宿を構えて約90年を迎える老舗旅館です。
館内は和のテイストでまとめられた癒しと安らぎあふれる空間。客室は19室。初代女将の「お客様お一人おひとり様との絆を大切に」という教えを守り続け、昭和2年の創業以来、客室数を増やさずにいます。
皆生温泉の松月でいちばん人気のお部屋が特別室の401号室。入口を入ってすぐのお部屋にはベッドルーム。奥に進むと角部屋になっていて窓からは日本海を一望できます。さらに奥に進むと客室露天風呂(上の写真は特別室・401号室の客室露天風呂)。ぜいたくにもオーシャンビューです(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
最上階には展望大浴場があります。ガラス張りで眺望抜群。泉質は、海水よりもミネラルが豊富だという塩化物泉。美肌効果があるので女性にはうれしい温泉です。
大浴場の外には露天風呂も設けられています。夕暮れ時、黄金色(こがねいろ)に染まる空と海を眺めながら露天風呂につかる気分は格別です。
皆生温泉・松月の夕食です。食事はお部屋で。山陰屈指の港町・境港が近いとあって、日本海の新鮮な海の幸が食卓に並びます。お造りは、サザエ・ヒラメ・甘エビ・サワラ・バイ貝など。小鯛の姿造りは身のプリプリとした歯ごたえが魅力。
さらにお寿司も。マグロ・イカ・甘エビ・ウニ・ヒラメ・穴子…。そのほか飛び魚のお刺身や今朝水揚げされたばかりの白イカそうめんもいただけます
料理長イチオシのノドグロは煮付けで。きめの細かい白身を甘辛のおつゆが引き立て最高。ごはんも進みます(料理は季節や仕入れによって替わります)
冬は松葉ガニも食卓に並びます。美肌の名湯と日本海の旬の美味を心ゆくまで堪能。満足できます。松月に泊まるなら日本海を一望できる露天風呂付き特別室・401号室がおすすめです。