旧軽井沢に新しくできたホテルがあると聞いたので女子二人で泊まってみたいと思います。どんなホテルですか? 2016年の7月にニューオーブンしたルグラン軽井沢ですね。由緒ある旧軽井沢にマッチした風格ある大人のホテルです。
細部まで吟味されたインテリアが醸し出す上質な空間。さり気なく飾られた絵画やほどよい間隔で配置されたソファーなどがクラシカルなヨーロッパのサロンを思わせます。暖炉の炎にもほっと安らぎが感じられます。まさに洗練された大人のホテルです。
客室は全9タイプ。すべてが洋室。オフホワイトとブラウンを基調としていて、イタリア製ソファーなど上質なインテリアが配され、ゆったりとくつろげます。デラックスツインには専用バルコニーも付いていて、ヨーロッパのプチホテルを訪れたような優雅な気分にひたれます。
ガラス張りで、より部屋を広く見せるバスルーム。扉を閉めてブラインドを下ろせば、ちゃんとプライバシーが守られます。臨機応変に使え、開け放てば広々――(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
最上階にある明るくモダンな大浴場(上の画像)。ルグラン軽井沢では、岩手県・花巻温泉の姉妹宿に湧き出る自家源泉の名湯を直送しています。遠く離れた花巻のいで湯を軽井沢で満喫できるとはなんとも贅沢。肌に染み入る美人の湯です。
こちら(上の写真)は大浴場の外にある露天風呂。森林浴の効果も相まって心底(しんそこ)癒されます。まさに別天地。
ルグラン軽井沢の夕食です。格調高いレストランで味わうのはフレンチのフルコース。モダンなオープンキッチンでは、信州選りすぐりの食材を活かした料理が手際よく作られています。オリジナルの美食フレンチ。料理長考案の逸品ぞろいです。
一品一品(ひとしなひとしな)に吟味を重ね、研ぎ澄まされた味覚で極める皿の上の芸術。シェフの繊細な仕事が光るフレンチは味わう人を魅了してやみません。信州の食材を引き出した美食フレンチ。心まで豊かになります。
肉料理は、りんごで育った信州牛のステーキ。グリルを使って巧みに火を通していきます。焼き加減が絶妙。お肉の旨みを存分に引き出し、えもいわれぬ食感を生み出しています。香り高い赤ワインソースとともにいただきます。
夕食後は、レトロで重厚感のあるバーで、軽く一杯。これも旅の一夜を満喫する大人のたしなみです。