東京から上越新幹線で越後湯沢へ。越後湯沢から定額タクシーで約20分。今回ご紹介するのは、閑静な山あいの温泉地・大沢山温泉(おおさわやまおんせん)に、2014年にオープンした 里山十帖(さとやまじゅうじょう)。新しい旅のスタイルを発信するお宿で、冬の時期の雪見の露天風呂は息を飲むほどの美しさです。
出迎えてくれるのは重厚な扉。雪国ならではの二重のエントランスを入ると、目の前に、総欅(そうけやき)総漆塗りの広々としたレセプション棟があります。
天井の梁(はり)は高さ10メートル。釘を使わない小屋組(こやぐみ)の吹き抜け。
およそ150年前に立てられた古民家を移築して造られた里山十帖。2014年、温泉施設では初となるグッドデザイン賞ベスト100にも選ばれました。
12部屋あるモダンな客室は、どのお部屋も趣向を凝らし、宿泊客が飽きないようすべて違うタイプになっています。さらに部屋に合わせたかぐの数々、ソファー・椅子・テープなどは、ほとんどがデザイナーズ家具。気に入れば購入できるものもあります(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
宿泊客を満足させるのは客室だけではありません。それがこちら(上の写真)、冬の時期は、雪の中にひっそりとただすむ露天風呂。透明で、つるつるとした泉質は、美肌の湯としても定評があります。
正面に真っ白い雪をまとった上越の山並みがそびえ、眼下には、日本一有名なブランド米を生み出す魚沼盆地が広がります。どこか懐かしい里山の風景が心をなごませてくれる、そんな絶景の雪見露天風呂です。
大沢山温泉・里山十帖の夕食です。前菜は、人の五つの味覚を刺激する内容になっていて、このあとに出される料理の味を引き立てる役割を担います。
そして料理の〆に出されるご飯は、日本一のお米と称される地元・南魚沼産の稀少なコシヒカリ。
豊かな食材と里山が織りなす雪見の絶景露天風呂。里山十帖。土地の恵みを最大限に活かした名湯宿です。
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