東京から車で約1時間半。電車だと約2時間半。今回ご紹介するのは、茨城県大洗海岸(おおあらいかいがん)の波打ち際に建つ 里海邸 金波楼本邸 (さとうみてい・きんぱろうほんてい)。全8室の海辺の隠れ宿です。
外観のイメージから和風旅館と思いきや館内に入って奥へ行くと、海辺の別荘のようなラウンジがお出迎え。磯仁砕ける波の音を聞くと、どこか遠い国にいるような雰囲気に包まれます。
里海邸(さとうみてい)の前身は、明治12年に創業されたホテル・金波楼本邸(きんぱろうほんてい)。当時から海を望むテラスがあり、海を愉しむ宿として、訪れる旅人たちに安らぎを与えてきました。
宿のご主人がめざすのも海を愉しむ宿。五感で海を感じられるよう部屋の装飾は至ってシンプル。部屋のベランダからは海辺の鳥居や大洗の大パノラマが見渡せます(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
お風呂にも宿のこだわりが。お湯は大洗磯前神社(おおらあらいいそさきじんじゃ)の湧水・神様の水を使用(温泉ではありません)。湯船に身をおくと、海と一体化したような気分に包まれます。
風呂上がりの生ビールは屋上テラスで。潮風がほてった体を冷ましてくれます。青い海と空を見ながら何もしないぜいたくな時間が流れていきます。
海が深い青に染まるとそろそろお待ちかねの夕食です。海を舌で味わう里海邸の料理は、茨城の焼物・笠間焼(かさまやき)の器とともにいただきます。
こちらは鯛と野菜の潮鍋(うしおなべ)。茨城の野菜と地元で獲れたタイを使った郷土料理で、新鮮な海と山の幸を同時に楽しめます。
地元・茨城の新鮮な海の幸と山の幸をふんだんに使った田舎料理と海辺の景色を堪能。里海邸 金波楼本邸 は、都会の疲れを癒してくれるふるさとのようなお宿です。