東京から上越新幹線で高崎へ。高崎から上越線に乗り換え沼田駅へ。今回ご紹介するのは、幾筋もの清流が大地を潤す群馬県川場村にある湯宿 悠湯里庵(ゆとりあん)。日本の原風景と出会える熟年夫婦旅行におすすめのお宿です。
長屋門(ながやもん)をくぐり館内に入ると移築された古民家のたたずまい。梁(はり)や柱にも趣が漂います。
お部屋までは、館内を移動するための電動カートに乗って井戸します。2階にもラクに上がれて熟年夫婦にも好評です。
電動カートからの眺望も抜群。悠湯里庵(ゆとりあん)は、およそ3,500坪の敷地に七種のかやぶきの建物が点在し、宿泊棟は四つあります。
お部屋に到着。客室はすべて二間続きの和室に囲炉裏の間があり、さらに着替え処や書斎・内湯なども完備されています(客室のタイプは 宿泊プラン によって選べます)
客室の内湯のほかに、三つの湯屋があり、それぞれに内湯と露天風呂があります。お湯は源泉掛け流し。上州の湯処・川場の名湯に身をゆだねれば、日ごろの疲れもおのずとほぐれリフレッシュできます。
夕食は食事処でいただきます。料理は地産地消がモットー。前菜の季節の九種盛りには、上州牛のしぐれ煮やローストビーフ、鮎の昆布巻きなどが並びます。
お造りは、ギンヒカリ・こんにゃく昆布巻き・生マグロなど。ギンヒカリはその名のとおり、銀色に光る郷土の逸品。一般的なニジマスより大きく育ち、身が締まっていて、繊細な味わい。刺身にしてもクセがありません。
しゃぶしゃぶとして出されるのは、やはり地元で育ったブランド品。
肉本来の旨みに定評がある上州麦豚(じょうしゅうむぎぶた)と上州牛。昆布出汁(こぶだし)と辛口味噌の二つの味が楽しめる二色鍋でいただきます。
ほどよくサシの入った上州牛は辛味噌で。食が進みます。
上州の名物と、のどかな田園風景を心おきなく味わえる かやぶきの宿 庵悠湯里庵 (ゆとりあん)は、熟年夫婦におすすめしたい上質な時間を過ごせる湯宿です。