東京から中央本線の特急で松本へ。松本から松本電鉄に乗り換え新島々(しんしましま)へ。新島々からバスでおよそ40分。今回ご紹介するのは、信州の名湯・白骨温泉 湯元 齋藤旅館(しらほねおんせん ゆもと さいとうりょかん)
飲泉もできる白い温泉が評判の老舗旅館です。
今から400年前、江戸中期の創業。宿に到着すると、老舗ならではの歴史と風格を感じさせる玄関間がお出迎え。
客室は介山荘・大正館・昭和館・牧水荘の四タイプ。こちらは色彩豊かな裏山に張り出すように作られた縁側と、しっとりと落ち着いた10畳の和室。眺めも抜群。ゆったりとくつろげます。
客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます。
宿の自慢はなんといっても温泉。こちらは檜(ひのき)と椹(さわら)をふんだんに使った大浴場。湯船には白骨温泉名物の乳白色のお湯が源泉かけ流しで注がれています。もともとは無色透明ですが空気に触れると白い温泉に変わります。
齋藤旅館の温泉は飲泉も可能。胃腸病に効くと評判ですが、飲泉がはじめてのかたは、備え付けの升で一杯程度、試し飲みをしてみてください。
外には野趣あふれる露天風呂も用意されています。秋は紅葉を愛でながら湯浴みが楽しめます。美しい乳白色のお湯と鮮やかな紅葉のコントラストも見事です。
冬は雪見露天風呂が楽しめます。静まりかえった山々を眺めながら白いにごり湯の温泉で雪見。風情満点です。
白い濁り湯を満喫したあとは、お楽しみの夕食です。もてなしは食事処で。豊かな自然が育んだ信州の山の幸が散りばめられた会席料理がいただけます。
お造りは清流の恵み・安曇野産イワナの洗いと信州サーモンの昆布〆。安曇野産のニジマスは唐揚げにして地元の野菜のあんかけとともにいただきます。
こちらは長野県産・和牛ロースのはりはり鍋。霜降りの極上牛をお鍋でいただきます。軽く火が通った程度で口に入れれば、とろけてなくなります。これはたまりません。
イワナ料理はもう一品。イワナの塩焼き蒸し。イワナを塩焼きにしたあと、源泉で蒸した、なんとも凝ったお料理です。焼いた香ばしい香りと蒸したやわらかい舌触り。旨みがギュッと凝縮されています。
白骨温泉・齋藤旅館で、信州の秘湯ならではの山の美味と、飲泉もできる効能豊かな乳白色の濁り湯を心ゆくまで堪能。10月上旬から10月中旬にかけては紅葉露天風呂も見頃を迎えます。
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