兵庫県朝来市(あさごし)にある絶景スポット・竹田城跡(たけだじょうせき)。標高353.7メートルの古城山(こじょうざん)の山頂に築かれた竹田城。築城は室町時代といわれ1600年には廃城。以来400年以上にわたり石垣群がそのまま残されています。
秋から冬にかけての早朝、朝霧により発生する雲海に包まれた 竹田城跡 の幻想的な風景は「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれ、2014年には恋人の聖地としても認定されたこともありカップルも多く訪れるようになりました。
今回ご紹介するのは、竹田城跡近くにある宿・竹田町屋寺子屋はな亭(たけだまちや てらこや はなてい)。JR播但線・竹田駅からは徒歩1分。車の場合は北近畿自動車道・和田山ICから10分。竹田城跡へのアクセスも便利なお宿です。
はな亭は明治時代に建てられた町屋で、たたずまいにも味わいがあります。宿に到着すると、飲み物と茶菓子でおもてなし。コーヒーと黒豆のクッキーがいただけます。チェックインをすませひと息ついたら客室へ
宿泊するお部屋は別の棟にあります。宿泊は一日二組のみ。宿泊棟もこれまた趣あるたたずまい。こちらも明治時代の町屋。香りを聞きながらゆったりと旅の疲れが癒される和室が二間。
客室の二階にもお部屋があるんです。二階にあるのは和洋室。明治時代、蚕部屋(かいこべや)として使われていたものをベッドルームに仕立ててあります。
客室は全2部屋。古民家風の和室・宙(そら)とメゾネットタイプの和洋室・天(てん)。上の写真はメゾネットタイプのお部屋(天)です。客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます。
お風呂は客室にあります。洗い場は畳敷き。お風呂のお湯は温泉ではありませんが、信楽焼(しがらきやき)の湯船に身を沈めれば旅の疲れがほぐれていきます。
夕食はフロントのある町屋の食事処でいただきます。もてなしは但馬牛(たじまぎゅう)づくしの料理。まずは但馬牛のしゃぶしゃぶサラダ。続いてはステーキ。霜降りの但馬牛の甘みを存分に楽しめます。
そして但馬牛のすき焼き。寒い夜には芯から体を温めてくれるごちそうです。こだわりの卵をといてお肉をからませていただげは、豊かな風味が口の中いっぱいに広がります。
〆は但馬牛の旨みが染みこんだ釜飯。但馬牛の魅力を堪能できる豪華な夕食。満足できます。
翌朝、日の出前。田島城跡の雲海が見られる絶景スポット・立雲峡(りつうんきょう)へ出かけましょう。駐車場から山道を登ること40分。竹田城跡を見下ろすことができる第一展望台へ到着。そして夜が明けると――
それはこの世のものとは思えぬ幻想的な美しさ。400年以上も前に廃城となった竹田城が時の流れを超えて雲海の上に蘇っているような光景です。
竹田城跡へもアクセス便利<一日2組限定>竹田町屋寺子屋はな亭