JR和歌山線・笠田駅からバスで15分。車の場合は阪和自動車道・泉南ICから約40分。今回ご紹介するのは、高野山(こうやさん)の麓・世界文化遺産「丹生都比売神社」(にふつひめじんじゃ)が鎮座する自然の中にたたずむ 山荘 天の里(あまのさと)。フレンチと和食を融合させた創作料理が評判の一軒宿です。
紀州産の杉や檜(ひのき)がふんだんに用いられた館内は癒しに満ちています。都会の喧噪を離れて、静かで上質な時間がゆったりと流れていきます。チェックインをすませたら客室へ
客室は全3棟のコテージ形式。各コテージには二種類のツインルームがあり、二つのツインルームをつないで利用することができます。木の香りに包まれるようなリビングとベッドルーム。バルコニーでは澄んだ空気を体一杯に感じてリフレッシュできます。
客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます。
お風呂はすべて貸し切り。木で造られた浴槽を満たすのは近隣に湧き出す温泉から運ばれてきた名湯。ゆったりと足を伸ばして旅の疲れを癒すことかできます。泉質は含鉄―ナトリウム―塩化物強塩温泉。効能は神経痛・関節痛・冷え症など。
和歌山県・ 山荘天の里の夕食です。食事はレストランでいただきます。もてなしは、和食とフレンチを融合させたコース料理。前菜は、紀ノ川香り鮎のスモーク・西瓜(すいか)のグランテ添え。器を取ると燻製の煙が広がるいきな演出。フォアグラとあんぽ柿のキャベツ包みはバルサミコソースでいただきます。
和食は、地元・天野産のそば粉だけで打った十割そば。香り高い十割そばは、和歌山のしょう油を使ったお出汁でいただきます。
続いては、軽く炙(あぶ)った中トロのマリネ。勝浦産・マグロの中トロ部分を軽く炙って、和念じょ(わねんじょ)という長芋をソースにしていただきます。和歌山産のウスイエンドウは、塩茹でして、つぶし、生ハムといっしょにいただきます(料理は季節や仕入れによって替わります)
そしてメインの肉料理は、紀州備長炭で丹念に焼きあげた、黒毛和牛のサーロインと熟成内もも肉。柔らかくてジューシー。口の中いっぱいに旨みが広がります。これはたまりません。
さらにタケノコとアナゴのご飯。最後はかわいいデザートまで。美味に酔いしれる極上のもてなし。満足できます。自然の中でゆったりと極上の時間を過ごせる和歌山県かつらぎ町 山荘 天の里。夫婦旅行や母娘旅行などにおすすめしたい大人の隠れ宿です。