JR青森駅から送迎車で約1時間15分。今回ご紹介するのは、青森県十和田市・奥入瀬(おいらせ)渓流入口近くのブナ林の中にたたずむ 蔦温泉旅館(つたおんせんりょかん)。創業明治42年(1909年)。100年以上の歴史を誇る湯宿です。
宿に到着すると創業当時にタイムスリップ。古めかしい旅館の風情も蔦温泉旅館の魅力のひとつ。温泉好きが一度は訪れたいとあこがれる秘湯の一軒宿です。
大正7年に建築された蔦温泉旅館の本館は2015年4月にリニューアル。ひなびた趣は残しつつ快適に過ごせる空間に生まれ変わりました(客室のタイプは 宿泊プラン の中からお好きなお部屋を選べます)。宿についてお部屋でひと息ついたら自慢の温泉へ
こちらは蔦温泉(つたおんせん)の看板・久安の湯(きゅうあんのゆ)。湯船につかると、平安時代に開湯された源泉が、底板からふつふつと湧き出してきます。ヒバの木の香りにも癒されます。
お湯の肌触りは、さらっとしているので、四季を通じて、気持ちよく湯浴みが楽しめます。このお湯と雰囲気を求めて全国から温泉マニアが訪れる名湯です。
名湯を堪能したらお楽しみの夕食です。青森の山の幸・海の幸はセイロ蒸しで。名物料理は蔦鍋(つたなべ)。お鍋に入っている山の芋の団子は粘り気が強くもっちり。
茶碗蒸しは青森流。客人をもてなすときには甘いものを出すというのが青森風。茶碗蒸しをいたたくと甘いので、はじめて口にするお客さんはビックリするそうです。
甘く、あたたかい、青森流のおもてなしに心も体も癒されます。人里離れた静かな場所で、のんびりと名湯を楽しむなら 蔦温泉旅館(つたおんせんりょかん)はおすすめの秘湯の一軒宿です。白黒写真の中に入り込んだ懐かしい雰囲気に包まれます。
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