上越新幹線・越後湯沢駅から在来線に乗り換え大沢駅へ。大沢駅から送迎車で約5分。車の場合は関越自動車道・塩沢石打ICから約10分。今回ご紹介するのは新潟県南魚沼市にある大沢山温泉・里山十帖(さとやまじゅうじょう)。築150年の古民家を新築同様以上に大改造。平成26年(2014年)にオープンした話題の湯宿です。
南魚沼は全国でも名高い豪雪地帯。雪に耐えるため柱や梁(はり)も重厚。館内には世界の名作チェアやアート作品も展示されています。
客室は全12室。上の写真は露天風呂付きのお部屋。メゾネットタイプで1階がリビングと客室露天風呂。お湯は天然温泉です。
2階はベッドルーム。窓の正面には上信越国境の山々が望めます。暮らすように過ごせるお部屋です(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
お風呂は大浴場と露天風呂。森に囲まれた露天風呂は、旅のプロ30人が選んだ最高の温泉。湯船につかると、日本百名山のひとつ巻機山(まきはたやま)をはじめ2,000メートル級の山々が眺められます。
お風呂の源泉の大沢山温泉(おおさわやまおんせん)は湯の花が舞う美肌の湯。つるつるとろりと肌をやさしく包んでくれます。
南魚沼・里山十帖の夕食です。もてなしは「早苗饗」(さなぶり)と呼ばれる郷土料理。早苗饗(さなぶり)とは、田植えのあとに、その年の豊作を祈るのと同時に田植えを手伝ってくれた人々をもてなす饗応(きょうおう)のこと。
蒸し里芋・雑穀とイラクサのサラダ・タコの柔らか煮・妻有(つまり)ポークのグリル…。大皿に山の恵みと海の恵みを盛り付け、みんなで分け合います。
南魚沼といえばお米。山の湧き水と土鍋を使って炊かれたお米はもちっと粘りのある炊きあがりが特徴。蒸らす前のご飯「煮えばな」もひとくちいただけます。煮えばなは、炊きたての香り、水とお米の味が際立ちます。そして10分蒸らせば美味しいご飯の完成です。つやつやでふっくら。ひと粒ひと粒が立っています。
翌朝、少し早起きして露天風呂へ。絶景露天風呂ランキングで1位を獲得した景観は息を飲むほどの美しさ。暮らしてみたい南魚沼。青く連なる山並みを眺めていると、去りがたい思いにかられます。
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