夫婦で北海道へ温泉旅行を計画中。いい宿はありますか? それでしたらニセコ昆布温泉の鶴雅別荘 杢の抄(つるがべっそう もくのしょう)がおすすめです。ニセコ駅からは宿の送迎車で約10分。静かな森の中にたたずむ大人の湯宿です。
エントランス脇には、ニセコアンベツ川のせせらぎを聞きながら楽しめる足湯があります。
木々に積もる雪をイメージしたやさしい灯りと木のぬくもりを感じるロビー。ラウンジの中心には暖炉があり、一年を通して薪(まき)がくべられます。
アイヌの文化と和の文化を融合して北海道らしさをよりいっそう打ち出すコンセプトから客室のしつらえにも独特の趣があります。上の写真は木の香りただよう和モダンなお部屋と客室露天風呂。部屋の中そこかしこにアイヌの文化が感じられます。懐かしくも新しい。そんな風情があります(客室のタイプは宿泊ブランの中から選べます)
上の写真は木々に包まれた開放的な露天風呂。泉質は塩化物泉で、なめらかな肌触りが特徴です。それにしても昆布温泉(こんぶおんせん)とはユニークな名前です。昆布温泉といっても温泉の成分に昆布が入っているわけではありません。
昆布温泉の名前の由来にはいろいろな説がありますが、ひとつは、アイヌ民族が目印(道標)として昆布を木に巻いていたという説。もうひとつは、宿から50キロほど先に岩内漁港(いわないぎょこう)というところがあり、海の幸と山の幸を交換するために落ち合う場所の目印の木に昆布を巻いていたという説があります。
鶴雅別荘・杢の抄(もくのしょう)の夕食です。食の王国・北海道の旬菜を味わえる料理が並びます。先付けは、ジャガイモを使った男爵豆腐(だんしゃくどうふ)。ニセコ周辺は昼夜の寒暖差が大きく、良質のジャガイモの産地として知られています。
前菜は、旬のアスパラを使った昆布巻きや、やさしい甘さのニンジンきんとんなど。お造りは、ボタンエビに本マグロ、ウニやヒラメなど豊かな北海道の海の幸。
北国の冷たい海で、良質の昆布(こんぶ)を食べて育った蝦夷鮑(えぞあわび)は、濃厚な肝の味わいを活かしてステーキに。そのほか、道内産黒毛和牛のローストビーフもいただけます(料理は季節や仕入れによって替わります)
豊富な海の幸と北海道有数の田園酪農地帯であるニセコの大地の恵みを堪能。ニセコ昆布温泉 鶴雅別荘 杢の抄(つるがべっそう もくのしょう)。夫婦旅行におすすめしたい温泉宿です。