新宿から小田急ロマンスカーで箱根湯本へ。箱根湯本から箱根登山鉄道で約30分。明治時代に別荘・保養地として拓かれた箱根強羅(はこねごうら)。今回ご紹介するのは、2016年7月にニューオープンした箱根強羅 白檀(びゃくだん)。白檀の香りのように気品に満ちた優美な大人の隠れ宿です。
玄関を入ると白檀のお香の香りがお出迎え。
四季折々に移ろう情景を愛でながらゆったりとつくろげる茶房カフェ。鳥のさえずり、風邪のささやきまで聞こえてきそうです。この自然の景色も宿のもてなし。借景(しゃっけい)とするのは雄大な箱根外輪山です。
茶房カフェでは、コーヒー・紅茶などが無料でいただけるほか、夜8時から11時までの時間、ウイスキーや焼酎などナイトドリンクのサービスがあります。さらに朝7時から9時半まではモーニングシャンパンのサービスもあります。
客室は全16部屋。すべてのお部屋に源泉掛け流しの露天風呂が付いています。ベッドはアメリカのシーリー社製。部屋と調和したシックなパウダースペースにはひとつひとつ吟味された人気のアメニティがずらり。ことのほか女性に喜ばれています。
客室の露天風呂では、箱根十七湯(はこねじゅうしちとう)のひとつ強羅の名湯を風情ある空間で、心おきなく満喫できます。まさにワンランク上のぜいたく(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
各部屋にある露天風呂も大浴場(上の写真)も自家源泉の掛け流し。黄金色(こがねいろ)に薄く濁る温泉で、箱根の山のミネラルを体全体で感じることができます。源泉も近いので、つねに新鮮なお湯が流れています。
箱根強羅・白檀の夕食です。厨房を預かる料理長は、主に関西で修行を重ね、旬を重んじ、手間暇を惜しまぬ渾身の懐石料理で、お客を魅了します。
焼き物は、低温でじっくりと焼きあげた群馬県産あかぎ黒牛(くろうし)のロースト。しっとりとした食感で、馬鈴薯のソースが味の決め手。本格懐石の中に、こうした一品を加えることで、訪れる人を飽きさせません(料理は季節や仕入れによって替わります)
本格懐石料理と自家源泉の名湯を心ゆくまで堪能。箱根強羅 白檀(びゃくだん)。ワンランク上のぜいたくな時間を過ごせます。