会津東山温泉に宿泊します。雪見ろうそくが見られる宿があると聞いたのですが何という旅館でしょうか? それでしたら 向瀧(むかいたき)ですね。毎年12月下旬から2月下旬にかけて雪見ろうそくが見られます。
向瀧の創業は明治6年(1873年)。山の斜面を利用して橋のたもとに造られた文化財の木造建築。もともとは会津藩の保養所でした。
客室は全24室。こちら(上の写真)は離れの間・特別室。三つの座敷が続くこのお部屋。皇族や著名人が滞在したそうです。鴨居(かもい)には、福島出身の野口英世(のぐちひでよ)が書き残した書も飾られています(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
向瀧の自慢は温泉。源泉100%のお湯にこだわり加水も加温もいっさい行なっていません。上の画像は「きつね湯」。お湯はかなり熱めです。会津藩の保養所だった当時、向瀧は「きつね湯」と呼ばれていたそうです。
会津東山温泉・向瀧の夕食です。食事はお部屋食。会津の郷土料理でもてなしてくれます。
まずは伝統のお椀・こづゆ。江戸時代、贅沢品だった貝柱の上品な出汁で、会津の野菜を炊いています。
続いては、会津藩の家老が生んだ鯉の甘煮。会津の魚料理の中で、いちばん格の高い料理です。鯉の甘煮はめでたい席にも欠かせません。
夕食のあとは冬の名物・雪見ろうそく。中庭の雪の上で約100本のろうそくが揺れています。冬だけに咲く大きな花です。お部屋から雪見ろうそくを見るなら中庭向き和室がおすすめです(予約で埋まってしまうことが多いです)。中庭向き和室は宿泊プランの中から選べます。
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