東京から高速バスで約3時間半。山河の情景が美しい歴史ある湯治場、群馬県の四万温泉(しまおんせん)。今回ご紹介するのは、四万温泉 温泉三昧の宿 四万たむら 。お風呂と料理が評判の夫婦旅行におすすめしたい老舗旅館です。
創業450年。室町時代の創業者から14代を数える四万温泉でも屈指の老舗。あまたの文人や各界著名人にも愛され、もてなしの心を今に伝えています。
広々としたロビーなど、長きにわたる歴史の中で、時代に合わせ、装いを新たにしてきました。
客室は全部で47。夫婦旅行におすめのお部屋は、水湧館(すいようかん)にある檜風呂付き和室。四万の山並みを愛でながら源泉掛け流しの温泉が楽しめます(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
四万たむらのいちばんの魅力は温泉です。自然湧出の自家源泉を7本も所有していて、趣やロケーションの異なるお風呂で源泉掛け流しの温泉を楽しむことができます。泉質は、ナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩泉。湯あがり後は肌がすべすべになると女性にとくに好評です。
江戸時代の始め、領主の真田氏(さなだし)から湯守を任された田村家。今も熟練の従業員が、敷地内に7本ある源泉を最適な温度で、湯船に届けるために目を光らせています。
上の写真は滝見の露天風呂。森林浴の効果も期待できる開放感たっぷりの癒しの湯です。とくに新緑の季節の眺めは格別です。
四万温泉・四万たむらの夕食です。あしらいも美しく、吟味された食材に繊細な仕事を施したもてなし。季節を感じさせる色彩が、味わう喜びをぐっと膨らませてくれます。
古来、飲めば胃腸にいいとされてきた宿の自家源泉で蒸しあげた源泉蒸しは、四万たむらの名物料理。春は、サクラマスの木の葉みそ焼き。タケノコもほどよい歯ごたえに仕上がり旨みを添えます(料理は季節や仕入れによって替わります)
肉料理は、地元・群馬の気候風土に育まれた極上の上州牛。特製の割下(わりした)を使ったすき焼きは、ひと味もふた味も違います。趣向を凝らした老舗の味は心まで豊かにしてくれます。四万温泉・四万たむら。思い出に残る旅行になること請けあいです。
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