長崎県・島原半島の西に位置し、橘湾(たちばなわん)を臨む海辺の湯の町・小浜温泉(おばまおんせん)。源泉の温度は100度近くあり、日本有数の熱さ。およそ30箇所ある源泉から毎日1万5,000トンの温泉が湧きだしています。今回ご紹介するのは、小浜温泉 旅館國崎(りょかんくにさき)。1972年(昭和47年)創業の宿です。
客室は本館と離れを合せて10室のみ。まさに大人の隠れ家。上の写真は人気の露天風呂付離れ。昭和初期に建てられた古民家を改装した純和風のお部屋です。
離れには専用の露天風呂が付いていて、毎分430リットル湧き出す豊富な自家源泉が掛け流されています(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
離れから30メートルほど離れた本館には内湯と貸切露天風呂があります。上の写真は貸切露天風呂。大人四、五人は入れる広さです。この貸切風呂は、お客さんに開放的な露天風呂を楽しんでもらいたいと、オーナーが暮らしていた部屋を改装して造られました。
夕食は、海の幸を中心とした料理が並びます。小ぶりのナシフクを醤油とみりん、大量の梅干しといっしょに煮込んだ郷土料理「ガンバのガネ炊き」は宿の名物料理です。身のしまったふぐはホクホクで、梅干しの風味を引き立てます。
小浜温泉 旅館國崎。記念日旅行などにおすすめしたいお宿です。