とろとろのお湯の温泉? そば湯みたいな感じですか? ちょっと違いますね。無色透明、しかも美肌効果抜群のお湯なんです。どこにあるんですか? 島根県にあるんです。教えてください。わかりました、お教えいたしましょう。
とろとろの温泉が楽しめるのは、島根県の浜田市にある 美又温泉 ホテル美又 (みまたおんせん ほてるみまた)。創業は昭和49年。美又温泉の中心地にある全5室の小さなお宿です。
玄関を開けて中に入ると正面に階段があり館内は昭和の雰囲気満載。宿の名前はホテル美又ですが、ホテルというより旅館というイメージですね。なんで美又旅館という名前にしなかったのかな(笑)
ロビーには蓄音機(ちくおんき)が!なんと80年前のものだそうです。80年前というと昭和10年。淡谷のり子とか藤山一郎とか東海林太郎とか霧島昇とか二葉あき子とか灰田克彦とか赤坂小梅とか渡辺はま子とかディックミネとかの時代ですね。
客室は和室で全5室。部屋の広さは6畳と19畳。6畳の部屋は一人旅や二人旅、19畳の部屋は三人以上のグループ旅行や家族旅行向き。宿は川に面しているので、客室の窓からは道をはさんで川が見えます。
宿に着いたらなにはともあれまずは温泉へ。泉質は無臭で無色透明のアルカリ泉。特徴は、ぬるぬる感。お湯に入ると肌がやさしく包み込まれるような感触を受けます。
美又温泉のとろとろの湯は化粧水にも配合されるほどの泉質で、お湯に入る前と入ったあとでは、あきらかに肌がつるつるすべすべになっているのが分かります。
ホテル美又の自慢は、とろとろのお湯の温泉だけではありません。料理がとってもおいしいんです。浜田の漁港に近いので新鮮な鮮魚を中心とした会席料理がいただけます。温泉目的で泊まったんだけど料理がおいしくて感動しました、というお客さんも多いんですよ。
のどくろ(アカムツ)の旬の時期には、のどくろの塩焼きや煮付けが食べられるブランも用意されます。浜田産ののどくろは、白身の大トロと呼ばれるほど脂ののりがよく、全国的にも有名。
冬の時期は、日本海で水揚げされた新鮮な活ズワイガニが丸ごと一杯楽しめるズワイガニプランも登場します。おいしそ~。料理の内容は季節と 宿泊プラン によって異なります。
宿はこぢんまりしていますが、ご主人と女将さんのあたたかいおもてなしに、田舎の実家に帰ってきたようなホッとする気持ちになります。とろとろのお湯の温泉を楽しむなら 美又温泉のホテル美又 はおすめです。
とろとろのお湯の温泉に入ってみたいけど、島根県までは遠いなぁ、というかたには、美又温泉水入りの化粧水もありますけど、いかがですか?
美又温泉水配合の化粧水