近鉄特急・赤目口駅(あかめぐちえき)から送迎バスで約10分。車の場合は名阪国道(めいはんこくどう)針ICまたは上野ICから約35分。今回ご紹介するのは、深い森がつくる景勝地の中にたたずむ三重県・赤目温泉(あかめおんせん) 隠れの湯 対泉閣 (たいせんか)。美肌の湯と伊賀牛が堪能できる明治創業の隠れ宿です。
客室は和室。本館・別館・新館と趣の異なる館で、目の前に広がる赤目渓谷の自然を眺めながらゆったりとくつろげます(部屋のタイプは 宿泊プラン によって異なります)。宿に着いてお部屋で荷物をほどいたら宿自慢のお風呂で名湯・赤湯温泉を楽しみましょう。
露天風呂へは中庭から回廊を通って向かいます。中庭を流れる小川のせせらぎが耳をくすぐります。露店回廊は夜はライトアップされ、幻想的な光景に包まれます。
こちらは宿自慢の露天風呂。大自然に囲まれて入る温泉は格別。癒されます。泉質はアルカリ性単純温泉。神経痛・筋肉痛・関節痛などに効果があるといわれています。
そしてなんといっても美肌効果が高いといわれるのが赤目温泉の特徴。お湯はトロッとして肌によくなじみ、湯上がり後には、お肌がツルツルになります。とくに女性にはうれしい温泉です。
赤目温泉・対泉閣の夕食です。名物は、地元のブランド牛・伊賀牛を使った伊賀牛料理。伊賀牛は、あまりたくさん生産されていないので、ほとんどが地元で消費されるお肉なので、市場には、ほとんど出回ることがなく、幻のお肉とも呼ばれています。
まずは肉厚の伊賀牛を網焼きでいただきます。お肉は肉厚ですが、食べると口の中でとろけるやわらかさ。甘みも強く、脂もよく出て、ジューシー。絶品です。
伊賀牛以外にも新鮮や海の幸や山の幸がふんだんに盛られた料理が季節ごとに食卓を彩りますが、対泉閣の自慢はそれだけではありません。伊賀の三大味覚がすべて楽しめるんです。
伊賀の三大味覚のひとつめは言わずと知れた伊賀牛ですが、宿がこだわりをもっているのが、伊賀の三大味覚のふたつめの伊賀米を使ったご飯です。伊賀で育てられた特Aランクの伊賀米コシヒカリは、もちもちでふっくらとして、甘みのあるおいしいお米です。
そして伊賀の三大味覚のみっつめが、赤目四十八滝(あかめしじゅうはちたき)の名水でつくられた地酒。対泉閣オリジナルの地酒・滝つ瀬やもみじの小径など、酒処・伊賀ならではのお酒が楽しめます。
対泉閣から伊賀の観光名所・赤目四十八滝へは徒歩5分。チェックアウト後にぜひ立ち寄りたいスポットです。宿に車で宿泊した場合は、チェックアウト後、宿の駐車場に車を駐めたまま赤目四十八滝を散策することができます。
伊賀の旬の恵みがぎっしり詰まったもてなしと美肌の湯に大満足。伊賀牛と名湯が満喫できる三重県 赤目温泉 対泉閣 は、女子旅・母娘旅行・夫婦旅行におすすめしたい大人の隠れ家です。