東京・新宿から高速バスで岐阜県・平湯(ひらゆ)へ(約4時間30分)。平湯から路線バスを乗り継ぎ福地温泉口(ふくじおんせんぐち)まで約10分。今回ご紹介するのは、のどかな山あいに湧く奥飛騨の名湯・福地温泉にある 山里のいおり 草円(そうえん)
昔懐かしい古民家の風情漂うお宿です。
宿に到着。中に入ると江戸時代末期に建てられた飛騨の古民家を移築・再生した母屋が出迎えてくれます。どこか遠いふるさとに帰ってきたような気分に包まれます。
土間や囲炉裏端は古きよき飛騨の暮らしぶりに触れることができます。宿の裏を流れる平湯川(ひらゆがわ)の清流のせせらぎと大自然に囲まれ、静かな時間が流れていきます。
客室は、飛騨の木のぬくもりにあふれ、冬の時期、窓からは雪をまとった山里の景色を眺めることができます(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
宿の自慢は温泉(上の画像は飲泉所)。草円の自家源泉は飲泉することができます。新鮮な温泉を飲むことで、慢性消化器炎・糖尿病・痛風など、さまざまな効能が期待できるといいます。体の内側からも名湯を満喫できます。
草円で楽しめる泉質は三種類。自家源泉が二種類と福地温泉の共同源泉が一種類。中でもおすすめは大浴場に注がれている自家源泉の福の湯。肌をやわらかくし、湯の感じがトロッとしていて、湯上がりの肌がしっとりとする美肌の湯です。
冬場は絶景の雪見露天風呂が楽しめます。頬をなでる冷気と心地よい湯のぬくもり。まさに極楽です。
奥飛騨・福地温泉の草円の夕食です。もてなしは飛騨牛をはじめ山里ならではの郷土料理。凌ぎ(しのぎ)は、穂高産イワナの塩焼き、自家製・五平餅の胡麻クルミだれ…。イワナの塩焼きは頭からいただけます。
鍋物は岩魚のつみれ鍋。奥飛騨の清流で育まれたイワナを使ったつみれ鍋。甘い飛騨ねぎと聖護院大根(しょうごいんだいこん)がじっくりと煮込まれた見も心も温まる一品(ひとしな)です。
宿の名物料理は、A4ランク飛騨牛の朴葉味噌ステーキ。ブランド牛として名高い飛騨牛。草円は飛騨牛の取扱店の指定も受けているので、A4ランク以上の極上品が手に入るんです。奥飛騨の山の恵みを中心に囲炉裏端で味わうふるさとの味。心に染みます。
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