茨城県屈指の名勝・袋田の滝(ふくろだのたき)。高さ120メートル・幅73メートル。滝が四段になって流れ落ちる姿は迫力満点。日本三名瀑(にほんさんめいばく)のひとつに数えられることもあるパワースポットです。
今回ご紹介するのは、袋田の滝へは車で5分の場所にある 袋田温泉 思い出浪漫館(ふくろだおんせん・おもいでろまんかん)。山あいの渓流沿いにたたずむ昔懐かしい瀟洒(しょうしゃ)なお宿です。
宿に到着。木の扉をくぐると大理石を敷き詰めた廊下の先には明るい日差しが差し込むロビーが出迎えてくれます。館内も豪華。大正時代にタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。チェックインをすませて客室へ
こちらのお部屋(上の画像)は特別室・福寿草の間。特別室というだけあって、お部屋には立派な露天風呂も付いています。お湯はもちろん温泉です。客室露天風呂とテラスからは、滝川沿いの自然豊かな眺めを楽しむことができます。
客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます。
せっかくですから大浴場にも入ってみましょう。大浴場は窓が広くとられた明るい浴室です。泉質は無色透明・無臭のアルカリ性単純温泉。美肌効果もあるという女性にはうれしい温泉です。
もうひとつ自慢のお風呂がこちら(上の写真)の渓流露天風呂。岩場の地形を活かした野趣あふれる露天風呂です。滝川のせせらぎを聞きながら源泉掛け流しの名湯を心ゆくまで楽しむことができます。
袋田温泉・思い出浪漫館の夕食です。まずは彩りも美しい前菜から。コンニャク・貝・季節の野菜の辛子(からし)味噌和えです。
地元・大子町(だいごまち)の特産品・湯葉はお刺身で。八溝山(はちみぞさん)で育ったワサビを添えていただきます。
鍋物は常陸牛(ひたちぎゅう)の山菜鍋。常陸牛とは茨城産の上質な黒毛和牛のブランド。きめ細かで柔らかい肉質が特徴。口の中に入れるととろける旨さ。これはたまりません。
こちらは大子(だいご)名物の奥久慈軍鶏(おくくじしゃも)の法度汁(はっとじる)。出汁の中にはすいとんが…。
かつて徳川光圀公(みつくにこう)が、うどんとそばを奨励して、すいとんを禁止し、地元の農民たちがすいとんを出汁の中に隠して食べたことから御法度(ごはっと=禁止)の食べ物、御法度汁(ごはっとじる)・法度汁と呼ばれるようになったそうです。
奥久慈軍鶏(おくくじしゃも)常陸牛(ひたちぎゅう)など、茨城の美味を味わい尽くす料理の数々。袋田温泉の思い出浪漫館は温泉も食事も満足できるお宿です。