冬の時期、流氷に出合える北海道・知床(しれところ)ウトロ。今回、ご紹介するのは、ウトロ漁港のすぐそばに建つ 北こぶし知床 ホテル&リゾート。世界遺産・知床の大自然に囲まれた大型リゾートホテルです。
館内に入ると大きな窓の開放感あふれるロビーが広がります。窓の先に見えるのは流氷に覆われた冬景色。
ロビーの一角には人気コーナーのミニ流水館があります。流水の妖精と呼ばれるクリオネや実際にウトロで回収した流氷が一年中、展示されています。
こちら(上の写真)のお部屋は露天風呂付き客室。風格あるロッヂ風の客室は、訪れる人を温かく迎えてくれます。リビングはロングチェアーを備えたぜいたくな空間。客室の外には広々としたテラスと露天風呂。
客室露天風呂に流れるお湯は湯トロから湧き出た天然温泉。湯船の先に広がるのは流氷に覆われたオホーツクの海。海の前の湯宿とあって開放感たっぷり。知床の絶景といで湯をひとり占めできます。
こちら(上の画像)は客室露天風呂から眺める夕日の光景です。さながら一幅の絵のような流氷に沈む夕日。これも寒さ厳しい知床が生み出す冬景色です。
こちらは大浴場にある天空露天風呂。湯船につかると視線の先にオホーツクの海景色が迫ります。そのほかにサウナもあります。サウナにも窓があり海を一望できます。
夕食は食事会場でいただきます。食事処に入ると地元・北海道の旬の食材がお出迎え。知床・網走・釧路・根室の幸がずらりと並び、その中からお好きな食材を選んで調理をしてもらえます。
夕食はバイキングまたは和食膳。北海道の旬の食材をふんだんに使った料理がいただけます。冬の時期、もっとも脂が乗っておいしくなるのはニシン。旬のニシンは塩焼きとニシン寿司でいただきます。
郷土の豊かな幸が思う存分に味わえる宿のおもてなし。まさに雪国の湯処に旨いものあり。夕食のバイキングと和食膳は 宿泊プラン に応じてお好きなほうを選べます(料理は仕入れや季節によって替わります)
夕食後は館内を散策。ロビーでは、おぼろ昆布削りの実演も行なっています。お土産コーナーには、エゾシカの角で作った民芸品や木彫りの玩具など、知床らしい土産物がずらりと並び、お気に入りの品物が見つかること請けあいです。
朝食は食事会場でバイキング。調理カウンターでは、目の前で、出来立て熱々の料理がいただけます。メニューは和洋中あわせて約60種類。
中でも人気なのが知床の新名物あっぺ飯(めし)。知床で獲れた鮭の炊き込みご飯を盛り、同じく知床のシャケのしょう油漬けをご飯の上へ。仕上げにカツオ節ならぬ鮭節(さけぶし)から取った出汁(だし)をご飯にかけていただきます。郷土の味覚に心底満足できる朝食です。