北海道新幹線が開通したので、北海道新幹線を利用して、熟年夫婦で旅行を計画中。おすすめの宿はありますか? それでしたら江差(えさし)にある 群来(くき)ですね。全7室の隠れ宿で、源泉掛け流しの温泉と季節の創作懐石料理が楽しめます。
離れのように配置された部屋は全部で7室。どれも極上の空間で贅沢な時間を過ごせます。ベッドはシモンズ社製。大人の隠れ家を思わせる室内のしつらえは熟年夫婦旅行にはぴったりです(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
部屋に付いているお風呂は源泉掛け流しの天然温泉。旅で疲れた体もこのお湯につかれば芯から温まります。ややぬめりのある肌触りのにごり湯で、美肌の湯としても知られています。温泉を満喫したらお待ちかねの夕食です。
夕食は個室で。まずはマダラの白子のお豆腐をアートのように盛りつけた前菜、雲子豆腐(くもことうふ)のポン酢ジュレがけ。
次の料理は宿の農場で飼育しているサフォーク種の羊肉を使った海洋深層水塩焼き。エサにこだわって飼育されたサフォーク種の羊肉は羊肉特徴の臭みのないのが特徴。羊の三枚味噌煮込みもいただけます。味噌に煮込んだ羊の肉は柔らかくてトロトロ。
ほかには蝦夷アワビの酒蒸しや江差で揚がったガサエビの燻製も。桜のチップでいぶした宿自慢の燻製は風味豊かな一品です。
〆のご飯は自家製の寒干(かんぼし)鮭茶漬け――。江差の地産地消にこだわった目にも鮮やかな夕げの膳。濃密な時間が流れます。
翌日――。チェックアウトをすませたら江差の観光スポットを散策。まずは、かもめ島の瓶子岩(へいしいわ)。昔、ニシン漁が不漁続きだったところ、姥(うば)が神水を海に注いだところ、たちまたニシンが軍来したといい、姥がその神水を注いだ瓶がこの岩(瓶子岩)となったという伝説が残っています。
こちら(上の写真)は開陽丸(かいようまる)。オランダの造船所が徳川幕府の注文を受けて造った軍艦です。戊辰戦争(ぼしんせんそう)のさいに江戸から向かい、江刺沖で座礁して沈没。これはその開陽丸を復元したものです。
かつてニシン漁で栄えた江差の歴史的な街並みが続く街道・いにしえ街道には、問屋・蔵・商家・町屋・社寺などの歴史的建造物や史跡・旧跡が数多く残されています。ご夫婦でゆっくりと散策するにはおすすめの観光スポットです。
北海道最古の歴史が流れる江差(えさし)。熟年夫婦で訪れるなら全7室の大人の隠れ家「旅庭 群来」(りょていくき)はおすすめの温泉宿です。
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