令和元年12月16日・月曜日。茨城県・那珂湊(なかみなと)おさかな市場のすぐそばにある地魚が食べられるお寿司屋さん「鮨の浜よし」で、おいしい地魚のランチ(海鮮丼)と握り寿司をいただいてきました。
仕事仲間の賢治さんと車で午前9時半に東京を出て、常磐道経由で、ひたちなかに着いたのは11時半。せっかく港町に来たのだから今日のお昼は新鮮な魚介のランチが食べたい。那珂湊のお魚市場に行けば美味しいものがあるに違いない、と市場に行ってみたところ、平日にもかかわらず駐車場に入るのに渋滞ができています。
並ぶのが苦手な私たちはちょっと脇道にそれてみたところ「地魚寿し」の暖簾(のれん)が目に止まりました。お店の名前は鮨の浜よし。「30食限定 海鮮どんぶり」の立て看板もそそられます。このお店は間違いない。おいしい料理が食べられる。そう感じて、那珂湊おさかな市場に行くのはやめて、浜よしに入ることにしました。
車は、お店の周りに6台ほど駐められるスペースがありました。まだ12時前だったので、私たちが一番乗り。「いらっしゃいませ」と出迎えてくれたご主人と女将さんは粋ないでたち。お店の中も清潔感がありキリッとした空気が感じられました。
女将さんがお茶とメニューを持ってきてくださいました。お店の中にもおすすめメニューの短冊があり、どれもとってもおいしそう。どれにしたらいいか決めかねてご主人にうかがったところ、「うちは、このあたりでは唯一、地魚にこだわった店」だと話してくださいました。
それならば、地魚を使ったメニューをぜひいただいみたい、ということで、私は地魚の海鮮丼、賢治さんは地魚のにぎりを注文しました。はまぐりの味噌汁と、あら汁もお願いしました。金頭(かながしら)の味噌汁がおいしそうだったのですが今日はやってないとのこと。残念。
注文を告げてしばらくすると、先付けの大根の煮物の小鉢が出されました。ゲソといっしょに煮てあるところがお寿司屋さんらしい。いい出汁(だし)が出ています。女将さんの実家で作られたという新鮮な大根の歯ざわりも絶妙でやさしいお味です。
最初に出てきたのは私のお願いした地魚の海鮮丼。マグロの赤身と中とろ、イカ、アジ、タチウオ、穴子、いくら、かまぼこ。そして、ご主人が、明石のタコよりおいしいという茨城産のタコと、カウンターに載っていた厚焼き玉子が入っていました。ネタはどれも新鮮そのもの。厚みがあって食べごたえもあります。大食いの男性は、ご飯を大盛りにしてもらうといいかもしれません。
続いて私のはまぐりのお味噌汁が大きな器で登場。はまぐりの出汁を損なわない、やさしい味付けに癒やされます。みょうがのアクセントもいいですね。
こちら(上の写真)は賢治さんが注文した、あら汁。今日はホウボウのあらを使っているとのこと。脂の乗ったホウボウのコクのある風味。身はもちろん骨からもいいお出汁が出ていました。こちらもボリューム満点です。
待ちに待った賢治さんの注文した地魚の握り寿司が運ばれてきました。マグロ・イカ・タコ・アジ・タチウオ・穴子・卵焼き、そしてウニ。ネタはどれも肉厚。「これはうまい。もう一人前、頼めばよかった」と、賢治さん。
12時15分。お昼を過ぎて店内も常連客でにぎわいはじめてきました。席もほぼ満席です。黙々と仕事をこなしていくご主人。まさに職人の顔です。ご夫婦と思われる年配のお客さんが二人、入ってきました。座る席がない様子。食事を終えた私たちは、これで失礼することにしました。
浜よしでは、茨城名物のあんこう鍋も予約なしで食べられるということなので、次回は、あんこう鍋をいただいてみたいね、とお店をあとにしました。
今回おじゃました、鮨の浜よし(はまよし) の住所は 〒311-1222 茨城県ひたちなか市海門町1-6-16。電話番号は.029-263-5444。定休日は毎週火曜日(祭日営業)。営業時間は、午前11時半から午後2時半と、午後5時から9時まで。駐車場 は 6台分ほどスペースがあります。詳しくは 「ひたちなかの店」e情報サイト をご覧ください。
追記…鮨の浜よしで食事をしたあと、ひたちなか市のサザコーヒー本店に行って、ネルドリップコーヒーと自家製ケーキをいただきました。その様子は下記の記事でお伝えしています。