東京から東海道新幹線で約1時間。首都圏から気楽に行ける温泉地・相模灘を望む熱海。今回ご紹介するのは、2015年12月にオープンして早くも評判の 熱海月右衛門(あたみつきえもん)
丘陵地帯に大小さまざまな宿が建ち並ぶ熱海の中でもひときわ高台に佇む絶景自慢の湯宿です。熱海駅から宿までは無料送迎も行なっています。
玄関を入ると、古きよき日本の風情に現代的なデザインを合わせ、新しさの中に懐かしさを感じさせるロビーラウンジが出迎えてくれます。侍や花魁(おいらん)をモチーフにした浮世絵風の壁画が、訪れる旅人を別世界へと誘(いざな)います。
客室は全18室。露天風呂付き客室や二名様専用のお部屋など滞在のスタイルに応じて 宿泊プラン の中から選べます。上の写真は二名様専用・露天風呂付き客室。お部屋の窓や客室露天風呂からは熱海市内を一望。夜は夜景もきれいです。
熱海の夜を彩る海上花火大会。四季折々に楽しめる絢爛(けんらん)たる祭典を部屋にいながらにして一望できます( 熱海海上花火大会日程 )
熱海月右衛門の自慢はなんといっても無料で利用できる貸切露天風呂。昼間は温泉街を見下ろす熱海ならではの絶景を、夜は温泉街の灯りと月を見られるという楽しみがあります。泉質は、カルシウム・ナトリウム―硫酸塩・塩化物泉。しかもかすかに濁り、湯の花が舞う源泉掛け流し。
夜のとばりが降りると、眼下に広がるあまたのきらめき。心潤す光景が、いで湯のぬくもりとともにやさしく体と心を包んでくれます。日常を離れた癒しのひとときです。
熱海月右衛門の夕食です。もてなしは、五感に訴える懐石の膳。季節を愛でる地の食材をふんだんに活かした一品一品味わう喜びをもたらしてくれます。
前菜は、金時草寄席・鴨の洋風南蛮漬けなど、あしらいも鮮やか。蒸し物は、修善寺の湯葉をメインに鯛やズワイガニを使ったセイロ蒸し。器には温かな餡(あん)がはられ、繊細な旨みをかもし出してくれます。心華やぐ一品(ひとしな)です。
肉料理は、国産牛のサイコロステーキ。伊豆特産・寿太郎(じゅたろう)みかんの特製ソースでいただきます。甘みと酸味がほどよく相まった絶妙なハーモニー。ほかではちょっと味わえない宿自慢の創作料理です。
お食事は、土鍋でふっくらと炊きあげる鯛の御頭ご飯(おかしらごはん)。鯛の旨みがご飯全体に染みこんだ一品です。料理は季節や仕入れによって変わります。時期によっては駿河湾産の桜エビをたっぷり使った釜飯がいただけます。
旅のひとときを豊かに彩る山海の味覚。けっして期待を裏切りません。
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