東京から東北新幹線で那須塩原へ。那須塩原からバスに乗り換え塩原温泉バスターミナルへ――。開湯から1,200年以上の歴史を刻む栃木の名湯・塩原温泉(しおばらおんせん)。今回ご紹介するのは、温泉街から少し山あいにはいった田園地帯で隠れ家的な雰囲気をたたえた 四季味亭(しきみてい)ふじや。全6室の料理宿です。
全6室。小さな宿だからこそできる行き届いたサービスが評判。徹底的に磨き抜かれた館内には宿の心意気と、もてなしの心があふれています。
こちら(上の写真)の客室は広縁付き和室10畳。お客様の要望で設置したという高機能マッサージチェアが置かれています。もちろん24時間いつでも無料で利用できます。
こちらは女将おすすめのモダン和洋室20畳。ゆったりとくつろげるモダンなお部屋です。店員は5名。家族連れの旅行にもうってつけです(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
内湯と露天風呂からなる自慢の大浴場。宿のオリジナルサービスで、この大浴場が15時から18時までの時間、1回40分間、貸し切り。無料で利用できます(チェックイン時に要予約・先着順)
泉質はナトリウム―塩化物高温泉。塩分のはたらきで肌の保温と保湿を高めます。美肌成分と呼ばれるメタケイ酸をたっぷり含んでいるので、肌がすべすべになり、女性にとくにおすすめです。
塩原温泉・四季味亭ふじやの夕食です。大根・カブ・ニンジン・ほうれん草・ナス・トマト…。料理で使う野菜は自家農園で獲れたものが中心。
まずは色とりどり食欲を誘う前菜に仕立ててもてなしてくれます。蕎麦の実なめこ・能登もずく・日光ゆば含め煮など…。
お凌ぎ(しのぎ)は、A5ランクのとちぎ和牛の霜降りトロ握り。口の中でとろけます。料理に使われているお米は自家精米。野菜やお米だけではなく、四季味亭ふじやでは、味噌も宿で手作りしています。これも料理宿のこだわりです。
厨房を預かる料理長は女将の息子さん。東京・銀座の割烹料理店で修行した伝手(つて)で、新鮮獲れたての日本海の幸が、毎日、石川県から直送されています。
お造りもトロさばやイサキ・水タコ・ハタ・甘エビなど、産地さながらの極上品がいただけます(お造りの魚介は季節や仕入れによって替わります)
郷土のほまれ・A5ランクのとちぎ和牛も宿自慢の一品(ひとしな)。とろけるような霜降りのサーロインを溶岩焼きでいただきます。料理長おすすめの食べ方は、おろし立てのワサビに能登産のお塩で。
豊かなふるさとの恵みが満載の絶品料理の数々と、全6室という10室以下の小さな宿ならではの行き届いたもてなし。四季味亭ふじや。満足できる温泉旅館です。
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