新宿からJR特急あずさで約2時間10分。雄大な諏訪湖のほとりにある信州・上諏訪温泉(かみすわおんせん)。今回ご紹介するのは、2016年の7月にオープンした 萃 諏訪湖(すいすわこ)。大切な人と湖畔でのんびりくつろぐには格好のお宿です。
館内は、華美な装飾を避け、白木(しらき)と漆喰(しっくい)で美を表わした和の空間。囲炉裏茶の間(上の写真)から眺める庭園は、移ろう季節の風情が添えられ、しっとりと心に染み入ります。
客室は全8室。すべてのお部屋から諏訪湖が望めスタンダードタイプでも広々としていて快適です(上の写真はスタンダードタイプの客室・202号室)。ベッドはシモンズ社製。
客室には総檜造りの半露天風呂も付いています。真新しい総檜造りの湯船は香りふくいくたるもの。ゆったりと身をゆだね、上諏訪の源泉をひとり占め。心底癒されます(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
最上階には展望露天風呂があります。諏訪湖の情景を眺めながら、これ以上ない開放感にひたれます。まさに別天地。この天保露天風呂は混浴なので湯浴み着を着てくつろぐというスタイル。青空をわたる雲や鳥にも出合えるという最高の露天風呂。これぞ旅の醍醐味です。
上諏訪温泉・萃諏訪湖(すいすわこ)の夕食です。もてなしは和食の膳。秋の椀物(わんもの)は瀬戸内産のハモと松茸、地元ほうれん草のしゃぶしゃぶ鍋。出来立ての熱々(あつあつ)がいただけます。
焼き物は北海道に揚がった新鮮なサンマ。地元の造り酒屋(つくりざかや)の酒粕(さけかす)に手を加え、一日半漬け込んでから、ふっくらと炊きあげています。ひと味違った旬の味覚です。
焙烙(ほうろく)で出されるのは信州牛のホウロク焼き。やわらかな信州牛や栗に銀杏(ぎんなん)・きのこなど、季節を謳歌するように食欲の秋を満喫できる一品(ひとしな)です。
ご飯は土鍋ご飯。鯛や鮎などといっしょに炊きあげた土鍋ご飯は出汁(だし)もきいて旨みかたっぷり染みこんでいます。食べきれなかったご飯はお夜食として、おにぎりにしてルームサーヒスしてくれます(料理は季節や仕入れによって替わります)
諏訪湖一望の絶景と、贅を尽くした豊かなもてなし。心も体も満たされます。信州・上諏訪温泉 萃sui-諏訪湖。2016年7月にオープンしたばかりなのでお部屋もお風呂も館内もとにかくきれい。大切な人と特別な休日を過ごすにはおすすめの湯宿です。