松江市内から車で20分。奈良時代の開湯とされる玉造温泉(たまつくりおんせん)。「玉造」の地名は、この地で勾玉(まがたま)などを作っていたことに由来すると言われています。
今回ご紹介する宿は、出雲・玉造温泉の 保性館(ほせいかん)。創業は江戸・元禄14年(1701年)。315年の歴史と伝統を誇る老舗旅館です。
保性館のチェックインは15時。宿に到着すると、ロビーの喫茶ラウンジで、お抹茶とお菓子のサービスが。ホッとひと息つかせてくれるおもてなしです。
昭和22年には昭和天皇も宿泊。上の写真は昭和天皇がお泊まりになった特別室。美しい庭園を愛でる和室二間続きのお部屋です。伝統と格式を感じさせる見事なしつらえ。この特別室は一般客も利用できます。
こちら(上の写真)のお部屋は、くつろげる雰囲気の和室。窓からは玉造の温泉街を一望。かなたには宍道湖(しんじこ)を望むこともてぎます(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
保性館の自慢は湯量豊富な温泉。大きくとられた窓から日差しがさんさんと差し込む大浴場。昔から美肌の湯として知られてきた玉造温泉。泉質は弱アルカリ性で、お肌にしっとりとなじみます。
大浴場の外には庭園造りの露天風呂もあります。自然の中に帰るような野趣あふれる露天風呂。心身ともに癒されます。
玉造温泉・保性館の夕食です。食事はレストランで。もてなしは経験豊富な料理人が腕によりをかけて作る会席料理。島根が誇る豊かな食材をさまざまな料理でいただくことができます。
こちらはなんともぜいたくな高級魚ノドグロの姿造り。じつに脂が乗っています。これはたまりません。
そのほか、島根の郷土料理・スズキの奉書焼き(ほうしょやき)や地元で獲れたイノシシのぼたん鍋。猪肉(ししにく)と味噌との相性も抜群。奥深い味わいを引き出しています(料理は季節や仕入れによって替わります)
11月から3月までの期間はズワイガニも食卓を彩ります。山陰地方の島根の美味を堪能できる夕食。満足できます。玉造温泉に宿泊するなら保性館はおすすめできる旅館です。
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