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東京から東北新幹線で仙台へ。仙台から高速路線バスで約1時間20分。蔵王連峰の東に位置する宮城県・遠刈田温泉（とおがったおんせん）。今回ご紹介するのは、かっぱの宿 旅館三治郎（さんじろう）。今から150年ほど前の幕末に蔵王に詣でる人々に湯治の宿として開業。古来、遠路はるばる訪れる湯治客に親しまれてきた老舗宿です。

館内は和の情緒あふれる趣ある造りでぬくもりが感じられます。

部屋数は23。客室に入ると畳の香りが広がります。上の写真は広縁付き和室10畳。窓からは蔵王連峰を一望。四季折々の景色が楽しめます（客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます）

旅館三治郎の自慢は四種類のお風呂が楽しめる貸切風呂。お風呂はすべて掛け流し。それぞれに趣向が凝らされたプライベート空間で気兼ねなく名湯を満喫できます。

貸切風呂のほかにも蔵王連峰を眺望できる展望露天風呂付き大浴場があります（上の画像は露天風呂）。温泉の泉質はナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物泉。空気に触れると酸化して赤茶色になる濁り湯です。

宮城県遠刈田温泉・三治郎の夕食です。人気のコースは宿オリジナルのかっぱ御膳（上の写真）。食前酒にはきゅうりをペーストしたカクテル・かっぱ割り、かっぱの頭を模したかっぱまんじゅうなどユニークな料理が並びます。

日本酒はかっぱをモチーフにしたかっぱ徳利でいただきます。

メイン料理は、すっぽん鍋・国産牛の陶板焼き・国産豚の常夜鍋（じょうやなべ）・鴨鍋の四種類の中からお好きなものを選べます。食材はどれも選りすぐり（料理は季節や仕入れによって替わります）

こちら（上の写真）は、かっぱの背中にある甲羅（こうら）をイメージした、すっぽん鍋。しょう油は使わず、出汁の旨みで食材の味を引き立てています。滋養満点。かっぱにちなんだ評判の料理に思わず笑みがこぼれます。

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