名古屋市営地下鉄東山線・藤が丘駅から送迎バスで30分。愛知県・豊田市の北に位置する猿投山(さなげやま)。その麓に湧く自然豊かな秘湯・猿投温泉(さなげおんせん)。二つの源泉から沸くお湯は、地元の人々に湯治の名湯として親しまれてきました。
以前は、地元の人などが利用するのみでしたが、遠方からの湯治客の要望に応え、昭和61年〈1986年〉に建てられたのが、今回ご紹介する 猿投温泉 ホテル金泉閣(きんせんかく)です。
ロビーの一画には飲泉コーナーも設けられています。
客室は畳のすがすがしさや障子の温かみにこだわった純和風のしつらえ(上の写真は標準的な和室8畳)。どのお部屋も日本古来の情緒を感じる安らぎの空間です(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
お部屋でひと息ついたら宿自慢の温泉へ
こちら(上の画像)は、樹齢1,000年を超える貴重な檜(ひのき)を使った古代檜風呂。年月を経た檜は油分を多く含み、抗菌作用があるといわれています。泉質は体張性アルカリ性冷鉱泉。地下1,200メートルから湧くお湯は無色透明で、さらりとしていて、体を芯から温めてくれます。
多くの湯治客に愛されてきた猿投温泉の名湯。やさしい木のぬくもりと古代檜の香りに包まれながらお湯につかれば、夢見心地のひとときが過ぎていきます。
ホテル金泉閣から歩いてすぐのところには日帰り温泉施設・金泉の湯(きんせんのゆ)もあります。この立ち寄り湯は入湯料1,500円ですが、ホテルの宿泊者は滞在期間中、無料で何度でも利用することができます。
こちら(上の写真)は日帰り温泉・金泉の湯の岩風呂。天井が高く、開放感あふれる空間となっています。岩肌を流れる温泉の音に耳を傾けながら温かいお湯に手足を伸ばせば、旅の疲れもゆっくりとほどけていきます。
岩風呂の外には源泉の櫓(やぐら)を見上げるように露天風呂が造られています。湯船のまわりには日本風庭園が造られていて、四季折々に移り変わる草花を愛でながら、ゆっくりとお湯につかることができます。
猿投温泉・ホテル金泉閣の夕食です。もてなしは旬の食材に手間暇をかけた日本料理。盛り付けも彩り鮮やか。メインは三河牛(みかわうし)のヒレとロースの陶板焼き。じっくりと陶板で焼き、りんごを隠し味に使った和風しょう油だれでいただきます。
地元の食材に工夫を加えた料理の数々。思わず箸も進みます。名古屋からすぐの猿投温泉ホテル金泉閣は、美しい自然が都会の喧噪を忘れさせてくれる癒しの宿です。
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