草津温泉でおすすめの宿といえば老舗旅館の奈良屋です。
日本三名泉のひとつに数えられる群馬県・草津温泉(くさつおんせん)。湯煙立ちこめる街の中心には、街のシンボル湯畑(ゆばたけ)が。この湯畑からはなんと毎分4,000リットルもの温泉が湧き出ています。
8代将軍吉宗(よしむね)が汲み上げた湯を樽に詰めて江戸まで運ばせたという源泉が、将軍お汲み上げの湯枠(ゆわく)として今も残っています。
草津にある六つの源泉の中で、もっとも古いと言われるのが白旗源泉(しらはたげんせん)。源頼朝(みなもとのよりとも)が発見し、入浴したと伝えられる源泉で、源氏の白旗(しらはた)にちなんで、白旗源泉の名が付けられました。
そんな草津温泉屈指の旅館が 奈良屋 (ならや)。湯畑の目の前に建つ奈良屋は明治10年の創業。昭和初期に建てられたという建物は木のぬくもりと歴史の重みを残しつつ時代に合わせてリニューアルし、湯守(ゆもり)の宿として人気を集めています。
客室数は36部屋。部屋からの眺望も草津ならでは。湯畑が一望できます(客室のタイプや広さは、宿泊プラン によって異なります)
夕食は旬の食材をふんだんに盛り込んだ会席膳。旅に出た喜びをあらためて感じることができるほど心躍る豪華さです。メインの料理は上州牛のトマトすき焼き。新しさと伝統が融合した奈良屋自慢の逸品です。
奈良屋の自慢はなんといってもお風呂。こちらは半露天の花の湯。草津温泉最古と伝えられる白旗源泉をぜいたくに掛け流し。
奈良屋の湯は温度管理や泉質管理を行なう湯守(ゆもり)によって徹底管理されているので、刺激の強い酸性の源泉も湯は驚くほどきめ細かくまろやか。温泉管理の伝統を受け継ぐ湯守の確かな腕がつくり出した日本の名湯にふさわしいお湯です。
創業から138年。今も旅人を温め続けるお風呂は奈良屋のシンボル。湯の花を取り除いた湯口から流れ出すのは透明に近い42度の白旗源泉。今なお奈良屋の湯船が輝きを保っているのは、湯守たちが受け継いできた日々の努力の賜物(たまもの)です。
湯煙の中で歴史ある湯船に身をゆだねれば心の底からリラックスできます。日本三大名泉のひとつ草津温泉に湯守あり。草津よいとこ一度はおいで。古くから日本人を癒してきた名湯には、湯守たちの熟練の技が息づいています。
日本の名湯・草津の湯。奈良屋 の温泉に一度つかれば、その魅力に魅せられます。
草津温泉の源泉をそのまま濃縮
ご家庭の浴槽で草津温泉が楽しめます。