諏訪湖のほとりに位置する由緒ある湯処・信州下諏訪温泉。江戸時代、中山道と甲州街道が交わる宿場町としてにぎわった下諏訪宿(しもすわしゅく)。中山道では唯一、温泉が湧く宿場で、古来、旅人はこの地で疲れを癒してきました。
今回ご紹介するのは、宿場町の風情を今に伝える 下諏訪温泉 鉄鉱泉本館(てっこうせんほんかん)。創業は明治37年(1904年)。2017年で創業113年を迎える老舗宿です。もとは評判の割烹料理屋だったそうです。
大正時代に立てられた玄関には、宮大工による巧みの技が随所に施されています。今では再現が難しい技法も見られ、古いものが好きな人にはこたえられません。
客室は昔ながらの落ち着きある和室。街道を見下ろし往時をしのぶ……味わい深い時間を過ごせます(客室の広さは 宿泊プラン の中から選べます)
鉄鉱泉本館の自慢は源泉掛け流しの温泉です。隣接する旦過の湯(たんがのゆ)源泉から空気に触れさせることなく掛け流されているので、とっても新鮮。泉質は、ナトリウム・カルシウム―硫酸塩・塩化物温泉。古来より皮膚病に効くとされているので、湯上がりの肌はしっとりと落ち着きます。
下諏訪温泉・鉄鉱泉本館の夕食です。料理は、ここでしか味わえないものでもてなす――これが宿のモットー。
諏訪湖で育った鯉の洗いもそのひとつ。ご当地ならではの郷土料理です。
冷凍物はいっさい使わず、新鮮な生の旨みが楽しめる極上の馬肉。それをユッケの軍艦巻きや唐辛子味噌をのせた握りなど、馬肉寿司三種で味わえます。
信州・下諏訪の滋味豊かなもてなし。下諏訪温泉・鉄鉱泉本館。源泉掛け流しの名湯と、信州ならではの郷土料理を心おきなく堪能できます。
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