下部温泉に宿泊するなら老舗温泉旅館の裕貴屋がおすすめです。
新宿から特急スーパーあずさで甲府へ。甲府から身延線(みのぶせん)に乗り換え約1時間20分。古くから知られる山里湯治場・下部温泉(しもべんおんせん)。今回ご紹介するのは、下部温泉 大市館 裕貴屋(だいいちかん ゆうきや)。創業は明治8年。風格あるたたずまいの老舗温泉旅館です。
宿の送迎はロールスロイス。なんとも豪華。
現在の建物は昭和8年に、身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)の宮大工の手によって建てられた木造三階建て。築85年になる今も現役で旅人に親しまれています。
快適に過ごせる宿として、手を加えながらも昔ながらの帳場も残され、当時の風情を伝えています。
客室は和室と和洋室。上の写真は和洋室。そのほか中庭を望む広縁付き和室も趣があります(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
裕貴屋の自慢は洞窟風呂(上の画像)。地下からこんこんと湧き出る源泉はまさに神秘の湯。効能あらたかな下部の名湯です。
浴槽に入ると足元からプクプクと泡が上がってきます。これこそ足元湧出(あしもとゆうしゅつ)の証。約32度という低めの源泉温度ですが、まずはじっくりと15分から20分間つかります。
そして、浴室内にある加温された湯船に約3分。それを2回繰り返すことで、副交感神経が刺激され、リラックスでき、体の芯まで温まります。
大浴場は、力士が湯治に訪れることから「横綱の湯」と名付けられています(上の写真)。大浴場と洞窟風呂は、23時以降、貸し切りで利用できます。
食事は夕食・朝食ともにお部屋食。上の写真はある日の夕食。源泉ヤマメの塩焼き・山梨名物ほうとう……。あたたかなもてなしがうれしい山里料理。どれも滋味豊か。心に残る和食膳です。大市館 裕貴屋。下部温泉に宿泊するならおすすめの老舗宿です。
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