山口県といえばふぐ料理。ふぐの旬は「秋の彼岸から春の彼岸まで」と言われるように、冬はフグがもっともおいしい季節。今回は、ふぐの本場・山口県で国産とらふぐのフルコースが楽しめる湯田温泉 梅乃屋(ゆだおんせん・うめのや)をご紹介します。
梅乃屋では、市場から直送された生きたままの国産とらふぐを使用。身欠き(みがき)からすべてを手作業で行なうので、鮮度と旨みが違います。料理長みずから活き〆とらふぐを丸ごと一本さばいて作るとらふぐのフルコースなど、さまざまな宿泊プランが用意されています。
とらふぐ料理といえば「てっさ」(ふぐ刺し)。活き〆したばかりのひきたてのとらふぐを一枚一枚ていねいに大皿に並べられたてっさは見た目も豪華。一枚ずつ食べるのではなく、箸で一気にすくって豪快に食べるのがぜいたくな食べ方。
ふぐの白子焼きは冬の時期が旬。ふっくらしたぷりぷりの食感がたまりません。
ふぐの白子を使った茶碗蒸しは、ほんわりと柔らかく、出汁の旨みもきいています。
天然ふぐを使った唐揚げはサクサクの食感とぷりぷりの身が楽しめます。かみしめると口の中いっぱいにふぐの旨みがじゅわっと広がります。
とらふぐのフルコースでは、とらふぐの身や皮を使った七輪焼きも楽しめます。日本酒との相性も抜群。梅乃屋ではとらふぐ料理にぴったりの日本酒を用意してもらえます。
冬のとらふぐ料理の定番といえばてっちり(とらふぐ鍋)。契約農家から仕入れた無農薬野菜など吟味された食材を使っているので、 梅乃屋のてっちりは旨みとコクが違います。
とらふぐ鍋の〆は雑炊。ふわふわの卵と旨みが凝縮された出汁の香りに食欲をそそられます。雑炊には自家製のお漬け物も付いてきます。
客室は洋室4、和洋室1、和室が37部屋。全室パス・ウォシュレット付きトイレ・シャワー・エアコン・テレビ・空の冷蔵庫付き。バリアフリー対応の部屋もあるので車椅子のかたでも安心して滞在できます。
お風呂は大浴場と露天風呂のほかサウナもあります。お風呂のお湯は天然温泉100%。肌によい硫黄分を多く含んだ良質な自家源泉と湯田温泉の源泉を掛け合わせた温泉を源泉掛け流しで楽しめます。皮膚の古い角質を落として、脂肪や分泌物を洗い流す効果があります。
梅の屋の自慢は料理だけではありません。まごころのこもったおもてなしも評判。つかず離れずの接客で心地よい滞在ができます。館内には段差がないので、車椅子のかたや年配のかたも快適に過ごせます。
梅の屋では、とらふぐがいちばんおいしい季節の10月初旬から3月にかけて、とらふぐ料理が楽しめますので、山口県でとらふぐ料理と温泉を満喫するなら湯田温泉の梅乃屋はおすすめの旅館です。