久喜の自家焙煎珈琲屋どんぐりでコーヒーとケーキをいただきました。
2017年4月26日。かねてから気になっていた埼玉県の久喜市にある自家焙煎珈琲屋「どんぐり」へ、仕事仲間の賢治さんと車で出かけることにしました。どんぐりのマスターが焼く自家焙煎のコーヒー豆は、ほかで喫茶店をやっているプロの方が仕入れに来るほど美味しいと聞いていたので、とても楽しみです。
ドングリへのアクセスは、東北自動車道を使うと久喜ICから約20分ということですが、私たちは東京方面から国道4号線を使って行くことにしました。 住所は埼玉県久喜市青葉4-1-20。幸手市役所を過ぎ、東武日光線を越え、葛西用水路を渡ってしばらくすると、どんぐりのような形をした屋根が見えてきました。ログハウス調のあたたかみのあるお店です。
お店に着いたのは午後1時半。窓際の席に通され「ランチにしますか?」と聞かれたのですが、この日はお昼を食べてからのお店訪問だったので、コーヒーにケーキが付いたケーキセットをいただくことにしました。
どんぐりは、11時半から15時までがランチタイムになっいますが、2時近くなっていたので、忙しいランチタイムの時間も一段落した様子。私たちのほかにお客さんは2組と、店内は静かでした。
店内は吹き抜けになっていて、高いどんぐり型の屋根の形と、いい感じに光が入る天窓がお店のシンボルのようで、いい雰囲気です。ちょうど、森の中の穴ぐらに入ったような落ち着く感じがします。
メニューを持ってきていただきコーヒー選び。イエメンをお願いしたところ売り切れだそうで、エチオピア・モカのイルガチェフェとフルーティーな香りと爽やかな酸味が特徴だというエチオピアのシルバーハラールをお願いしました。シルバーハラールというコーヒーをいただくのは初めてです。
コーヒーといっしょにケーキを注文したところ、カウンター前にあるショーケースの中から好きなケーキを選んでいいとのこと。見に行くと、チーズケーキやロールケーキ、チョコレートケーキ、カシスを使ったケーキなど、おいしそうなケーキが並んでいます。私たちはベイクドチーズケーキとレアチーズケーキを選びました。コーヒーとケーキがくるまでの間、窓の外の緑を眺めながら歓談。贅沢な時間が流れます。
カウンター越しの厨房には、本やインターネットで紹介されていた画像と同じマスターご本人がいらっしゃいました。実物のマスターはオーラを感じるほどの雰囲気。なんだか芸能人とお会いしたようなそんな感じがしました(笑)。そんなマスターがカップ1杯ごとに豆を挽いてハンドドリップで淹れてくれるコーヒー。いい香りが私たちの席まで漂ってきます。
香りのいいコーヒーとケーキが運ばれてきました。ケーキはギュッと詰まった感じでずっしりと重くけっこうなボリュームがありそうです。まずは珈琲からいただいてみます。ひとくち口に含むとそれは美味しいコーヒーでした。
焙煎の腕と、ハンドドリップの技術の両方がが相まって生み出された熟練の味なんでしょうね。心のこもったていねいにな仕事をされているといった印象です。鼻から抜ける瞬間にフルーティーな香りもします。ほんとうに素晴らしいコーヒーです。
ケーキも濃厚でおいしかった。とくにベイクドチーズケーキはずっしりとボリューム満点。ケーキを半分いただいたところで1杯目のコーヒーが空に。せっかく遠くまで来たんだし、ほかのコーヒーもいただいてみたいと思ってメニューを見ると、2杯めのお代わりコーヒーは100円引きといううれしいサービス。
私の2杯目はケニア。しっかりとした深煎りで、とくに一口めに口に広がる風味は納得の味でした。カップも深煎りコーヒーのケニアに合わせた渋いチョイスです。
賢治さんが注文したのはキューバ。やさしいイメージのキューバは白地にブルーのツタが描かれた繊細なカップで。そっと添えられたト音記号のスプーンがいいセンス。ケニアとは対象的な紅茶のような色合いがきれいな浅煎りコーヒーです。飲みやすいコーヒーでした。どのコーヒーも鮮度がよく、香りがいいのがどんぐりのコーヒーの特徴のようです。
印象に残った1杯目のエチオピア・シルバーハラールを自宅用に100グラム買って帰ることにしました。お会計をすませ、大満足でお店を出ると、コーヒー豆焙煎工場と書かれたスケルトンの作業場がありました。どんぐりの美味しいコーヒー豆はここで一粒一粒ていねいに焙煎されているんですね。
駐車場はお店の前に4台ほど停められるスペースがあります。今回私たちが来店したのはランチのピークを過ぎてからだったので運良く停めることができました。
自家焙煎のコーヒー豆を買うのは初回ということもあってか、コーヒー豆が入った袋の中に、お店の紹介やコーヒーの特徴などが書かれた冊子など、いろいろ入れてくださいました。
どんぐりの珈琲豆を買うと、スタンプカードを作ってもらえました。スタンプは20箇所のコーヒー産地をめぐるように配置されています。100グラムの豆に対してスタンプを1個押してもらえ、20箇所制覇すると好みのコーヒー豆(特定のもの以外)を100グラムサービスしてもらえます。知らず知らずにコーヒー産地にも詳しくなれる、なかなか楽しいスタンプカードです。
今度はマスターの美味しいコーヒーに加え、若きシェフが作るランチのセットを食べにまたぜひうかがわせていただきたいと思います。金曜日は10食限定のローストビーフもいただけるそうです。夜の部はお店の名前が「ドングリ」とカタカナに変わり、お酒とお料理が楽しめるお店になるそうです。
(拡大地図を表示)
自家焙煎珈琲屋どんぐりの住所は、〒346-0013 埼玉県久喜市青葉4-1-20。正確な場所は上記の地図で確認できます。営業時間は(モーニング)10時~11時(ランチタイム)11時30分~15時(カフェメニュー)10時~17時(夜の部)18時~22時。定休日は月曜日と火曜日。定休日が祝日の場合は営業。電話番号は0480-23-1418。アクセスは、電車では、JR宇都宮線または東武伊勢崎線の久喜駅から青葉団地循環バスに乗って(乗車時間は約10分)青毛バス停で下車。車では、東北自動車道・久喜ICから約20分。県道久喜幸手線沿いの「どんぐりマーク」 が目印です。詳細はお店のホームページ 自家焙煎珈琲屋どんぐり をご覧ください。