米どころとして知られる新潟県南魚沼市。塩沢地区の牧之通り(ぼくしどおり)には、切妻屋根(きりづまやね)の建物が並び、かつて栄えた宿場町の雰囲気を再現しています。今回ご紹介するのは、牧之通りから車で10分、立派な門構えの六日町温泉 龍言(むいかまちおんせん りゅうごん)。露天風呂・打たせ湯・貸切風呂など八つのお風呂が楽しめる温泉旅館です。
敷地内には庭園や遊歩道があり、広さは約1万6,000坪。龍言(ryugon)の創業は昭和40年代ですが、建物は、新潟県内の豪農や庄屋の古民家を移築したもので、重厚な造りです。
館内には32の客室があり、それぞれ意匠を凝らした造りになっています。こちら(上の写真)は庭園を望むベランダ付きのお部屋・円通の間(えんつうのま)。円通の間は将棋や囲碁のタイトル戦でも使われているので、将棋や囲碁のファンにも人気のお部屋です(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
龍言の自慢はお風呂。8種類の湯船で湯浴みが楽しめます。こちら(上の画像)は、横長の湯船が印象的な大浴場。木造平屋の土蔵造りです。泉質は、ナトリウム―塩化物泉。やわらかな肌触りのお湯です。浴室の一画には打たせ湯もあります。
龍言には男女それぞれ露天風呂付きの大浴場のほかに岩風呂もあります。上の写真は岩風呂。さらに貸切風呂が二つもあって、まさに温泉三昧。
食事は食事処またはお部屋食(宿泊人数や宿泊ブランによって異なります)。ご飯は南魚沼産コシヒカリ。新潟地鶏の水炊き鍋など、日本海の海の幸と地元の山の幸がいただけます。
翌朝は貸切風呂で朝湯を楽しみましょう。こちら(上の写真)は、二つある貸切風呂のうち大きいほうのお風呂です。こんな広々とした湯船をひとり占めできるとは、なんとも贅沢な湯浴みです。
六日町温泉 龍言(ryugon)。日々の喧噪を忘れ、静かな時間を満喫できる大人の宿です。六日町温泉 龍言へのアクセスは、車では、関越自動車道・六日町ICから10分、電車では、JR上越線・六日町駅から送迎車で5分です。