新宿からロマンスカーで箱根湯本へ。箱根湯本から登山鉄道に乗り換え約40分。明治時代に別荘地として開かれた箱根強羅(はこねごうら)。今回ご紹介するのは、生い茂る木に守られた知る人ぞ知る老舗の温泉旅館 強羅環翠楼(ごうらかんすいろう)。秋の時期、庭や露天風呂などから眺める紅葉も見事です。
創業は昭和24年(1949年)。昭和天皇・皇后両陛下もお泊まりになられた由緒ある名旅館で、70年近くの歴史が随所に刻まれています。
客室は全14部屋。どのお部屋も木造建築ならではの居心地。秋の時期、燃え立つように色づく紅葉が、お部屋から眺められます。強羅環翠楼の紅葉の見頃は、11月中旬から12月上旬(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
露天風呂では紅葉を愛でながら湯浴みが楽しめます。
内風呂は天井が高く、昭和の雰囲気が漂う丹精な造りです。楕円形の浴槽と四角い浴槽があり、男女入れ替え制なので、両方のお風呂を楽しむことができます。お湯は、内風呂・露天風呂ともに自家源泉の掛け流しです。
箱根・強羅環翠楼の夕食です。もてなしは膳の上に季節を映す会席料理。繊細な仕事がみてとれます。
近海ものの魚は、どれも鮮度抜群。目にも鮮やか。アジのお造り・本マグロ・ボタンエビ……(食材は季節や仕入れによって変わります)
秋には松茸の土瓶蒸しも。
強肴(しいざかな)は、最上級A5ランクの和牛を使った朴葉焼きやすき鍋など。五感で楽しむ会席の膳。旬の味覚を味わえます。
強羅環翠楼に宿泊するなら紅葉の時期がおすすめです。