篠山でぼたん鍋と温泉が楽しめるおすすめの旅館はどこですか?
ぼたん鍋。場所によっては「しし鍋」とも呼ばれますが、イノシシの肉を使った鍋のこと。静岡の天城山(あまぎさん)と岐阜の群上(ぐじょう)が有名ですが、兵庫の丹波篠山(たんばささやま)のぼたん鍋も全国的に有名。今回は、兵庫県篠山市でぼたん鍋と温泉が楽しめる旅館 草山温泉 大谷にしき荘(くさやまおんせん おおたににしきそう)をご紹介します。
大谷にしき荘へはJR西日本福知山線の篠山口駅からバスで35分。車の場合は舞鶴若狭自動車道の丹南篠山口ICから約30分。ホテルタイプの新館と温泉旅館の趣をもつ本館に分かれています。
本館の玄関をあけて中に入ると大きな猪(いのしし)がロビーでお出迎え。一瞬、お~っとびっくりしますけど、はく製ですので、襲われる心配はありません。
客室は、新館は洋室、本館は和室。山間部にあるので静かにのんびり過ごせます。冬は寒いですが、本館の和室は床暖房完備なので、寒い日もぬくぬくです。
温泉は赤褐色のにごり湯。泉質はナトリウム塩化物強塩泉で、神経痛・関節痛・筋肉痛などによく効くと評判の温泉です。女湯には美容品や女性用のアメニティも用意されています。
湯上がり後は宿自慢のぼたん鍋がいただけます。鍋に使う出汁(だし)は宿オリジナルのブレンド味噌仕立て。猪肉(いのししにく)に合わせて調合する秘伝の味付けで、一度食べたら病みつきになること間違いなし。
ぼたん鍋に使う猪肉は板長みずから目利きをしたロース肉。臭みがなく、甘くとろけるような脂身が特徴。口あたりもやさしくクセになる味です。
ぼたん鍋のほかに猪肉の陶板焼きもいただけます。鮮度のいい地元産の猪肉を使っているからこそいただける逸品です。ジューシーでコラーゲンもたっぷり。陶板焼きのほかにも猪肉をすき焼きでいただけるプランもあります。
猪肉の陶板焼きは秘伝のタレをつけていただきます。猪の肉は硬いのでは? と思われるかたもいらっしゃいますが、大谷にしき荘では、地元産の上質な猪肉を使っているので、実際に食べてみると想像以上のやわらかさに驚かされます。
冬の時期(11月から3月)兵庫県の篠山でぼたん鍋と温泉を楽しむなら草山温泉の大谷にしき荘がおすすめです。とくに12月から1月は地元篠山の猪肉が使われるので、ひと味違うぼたん鍋が味わえます。
ぼたん鍋を食べてみたいけど、篠山は兵庫県だからちょっと遠いなぁ、というかたには、自宅で篠山産のぼたん鍋ができる猪肉と味噌のセットが楽天市場で売っていますよ。