白濁の温泉宿|福島県 高湯温泉 玉子湯
JR福島駅から西の山あいへ送迎車で走ること約30分。今回ご紹介するのは、吾妻連峰(あづまれんぽう)の中腹・標高750メートルの地に10軒ほど宿が連なる高湯温泉(たかゆおんせん)の旅館 玉子湯 (たまごゆ)。創業140年の歴史を誇る白濁のにごり湯が楽しめる温泉ファンにも人気の湯宿です。
チェックインは15時。チェックアウトは10時。客室はゆったりとくつろげる和室で、全室とも自然庭園に面しているので、山々に囲まれ、四季の移ろいを眺めながら、のんびりとした時間を過ごせます。宿に着いてひと息ついたら自慢の温泉へ
玉子湯の自慢は白濁温泉。すへでのお風呂が源泉掛け流し。上の画像は宿の名前にもなっている玉子湯。140年前の創業当時のままという玉子湯は、脱衣所のすぐかたわらに湯船があるという昔ながらの湯治場スタイル。硫黄を含む乳白色の温泉に含まれる硫黄のにおいがゆで卵に似ていることから「玉子湯」の名が付けられたといいます。
こちらは女性専用露天風呂「瀬音」(せおと)。日差しの下で見と乳白色のお湯の色がいっそう幻想的に映ります。どの湯船のお湯もすぐ近くの豊富に湧き出る源泉からお湯が供給されています。泉質は硫黄泉。効能は胃腸病・皮膚病・リウマチ・神経痛など。
こちらは露天風呂・天渓の湯(てんけいのゆ)。白濁の温泉につかりながら川のせせらぎに耳を傾ける。温泉好きにはたまりません。効能豊かな名湯をこうしてさまざまな湯船で楽しむことができるとは、なんともぜいたくな湯浴みです。
日が落ちたら夕食の時間です。地元の山の幸にこだわかった和食膳がいただけます。盛りつけもきれい。まずは、あまどころの酢味噌和え。あまどころとは、少し苦みのある山菜で、酢味噌和えにすることでまろやかな味になってご飯もすすみます(料理は季節や 宿泊プラン によって替わります)
続いては、山菜の天ぷら。コシアブラ・ユキノシタ・タラの芽など風味の違いが楽しめます。メインは鶏と豚のユニークなつくね鍋。タケノコやしめじなどの山菜にうどんを入れて、しょう油味の出汁(だし)で煮込みます。ほくほくで旨みの広がるつくねも最高。
山里の美味と白濁の名湯を心ゆくまで堪能。白濁のにごり湯につかって静かにのんびり過ごすなら 福島県 高湯温泉 玉子の湯 はおすすめの旅館です。浴衣のまま入れる足湯もあります。地ビールや焼酎も人気です。
にごり湯の宿