長野県の木曽に温泉旅行を計画中。福島宿の周辺でおすすめの宿はありますか? それでしたら おん宿 蔦屋(おんやど つたや)ですね。百草薬(ひゃくそうやく)の薬湯と、おごっつおと呼ばれるもてなし料理が評判の老舗旅館です。
蔦屋へのアクセスは、JR中央本線・木曽福島駅から徒歩約15分。宿の送迎車も出ています。車の場合は、中央自動車道・伊那ICから約30分。
宿に到着すると、地元のお茶とお菓子のおもてなしが。一服したあとチェックインの手続きをして客室へ
客室は落ち着いた雰囲気の純和風造り。ほのかに香る木の香りと畳の香りに包まれて、田舎の実家に帰ってきたように、のんびりとくつろげます(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)
露天風呂が付いた客室も人気。こぢんまりとしてはいますが、湯船につかりながら眼下を流れる木曽川の流れとせせらぎを楽しむことができます。
大浴場にも入ってみましょう。湯船を満たすのは薬湯(やくとう)。木曽谷に古くから受け継がれてきた常備薬「百草薬」(ひゃくそうやく)を加えた癒しのお風呂です。
こちらは檜(ひのき)の露天風呂。お湯は天然温泉。泉質は二酸化炭素―カルシウム―炭酸水素塩冷鉱泉。神経痛・筋肉痛などに効能があるとされています。
夕食は食事処で。もてなしは「木曾街道宿場めぐり」と題されたコース料理。地元の旬の野菜や食材をふんだんに使った料理がいただけます。
食卓に並べられた料理のほかにも用意されているものがあるんです。
それがこちら。食事処の一角に「木曾のおごっつお」として、赤ワインを使ったすき焼きやレンコン餅きのこ餡などが並べられています。こちらは好きな物を好きなだけ食べられるバイキング形式。
それでは蔦屋のコース料理をご紹介します。前菜は五点盛り。焼き茄子・生ハムいちじく・野沢菜と信州サーモン・軽くいぶしたカマス・クルミ味噌しそ巻き…。これはお酒が進みそうですね。
続いては子持ち鮎の羽二重(はぶたえ)蒸し。清流の恵み・子持ち鮎にウニを載せ、かぶら餡(あん)とともにやわらかな口あたりを楽しめます。
こちらは料理長の創意工夫が息づく和牛の馬鈴薯(ばれいしょ)盛り。表面を軽くあぶってたたきにした和牛のロース肉をジャガイモの上に載せて、おろしポン酢でいただきます。
おん宿 蔦屋、夕食のメインはお鍋。具はキノコと鶏のつみれ。キノコと鶏からしみ出た旨みがたまりません。締めは釜飯。ほっくほくのサツマイモと炊きたてのご飯。何杯でも食べられそう。
伝統の薬湯と山の味覚をふんだんに使った宿場町のおもてなし。満足できます。
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