冬の茨城といえば、あんこう鍋。肝が肥大する12月から2月があんこうの美味しい時期。ということで、今回は、北茨城市にある 磯原温泉 磯原シーサイドホテル(いそはらおんせん いそはらしーさいどほてる)をご紹介します。
あんこう鍋をはじめ、あん肝・共酢・唐揚げなど、あんこう料理がフルコースで楽しめますので、鮟鱇(あんこう)好きにはもってこいのお宿です。
磯原シーサイドホテルへのアクセスは、車の場合は、常磐自動車道・北茨城ICから約8分。電車の場合は、JR常磐線・磯原駅(東口)からタクシーで約5分
客室のタイプは和室と洋室。すべてのお部屋から磯原海岸(二ツ島海水浴場)と二ツ島を一望。夜はライトアップされた幻想的な二ツ島の姿も見られます。客室のタイプは宿泊プランの中から選べます。
宿の自慢は屋上にある天空露天風呂。見渡すかぎりの水平線と、夜はライトアップされた二ツ島や遠くには漁火も見ることができます。お風呂のお湯は敷地内から湧き出す自家源泉。良質な温泉で潮風に吹かれながら極上の湯浴みが楽しめます。
お待ちかねの夕食です。食事処ではあんこうのオブジェがお出迎え。冬の名物あんこう鍋。磯原シーサイドホテルであんこう料理を楽しむなら「あんこう尽くしフルコース料理」プランがおすすめです。
まずは、あんこうの共酢(ともず)あえ。茹でたあんこうの身と皮を煮こごりにして、あん肝入りの酢味噌でいただきます。淡泊な身と、コラーゲンたっぷりの皮の食感が楽しめます。
続いて、あん肝。上質なアンコウの肝だけを使用。オレンジ色に光る光沢のある脂があん肝の旨みの特徴。ポン酢ともみじおろしでいただきます。
こちらは、あんこうの唐揚げ甘酢あんかけ。カラッと揚げたあんこうの唐揚げにリンゴ黒酢であんかけに。甘酸っぱい香りとさっぱりした食感が楽しめます。
軽く味付けしたあんこうの身を香ばしく揚げた唐揚げは酢橘(すだち)を絞っていただきます。揚げたてのアツアツでいただくのが美味しい食べ方。
そのほか、あんこうのブイヤベース仕立て、あんこうときのこのソテー、あん肝とフルーツのソテー、あんこう肝ねぎ味噌、あんこうちり蒸しなど、ホテルオリジナルのあんこう料理がいただけます。
そしてメインは茨城名物あんこう鍋。味付けは「どぶ汁」と呼ばれる肝を使った地元漁師の料理方法で濃厚な出汁が特徴。ホテル独自の味付けで、始めてあんこう鍋を食べる方でもおいしくいただけます。締めは出汁を卵でとじて雑炊に。あんこう尽くしのもてなしに体も心も温まります。