JR田辺駅からバスを乗り継ぎ十津川温泉(とつかわおんせん)へ。十津川温泉からタクシーで山あいの峠道を走ること約10分。今回ご紹介するのは、奈良県・上湯温泉(かみゆおんせん)神湯荘(かみゆそう)。開業1975年。山あいにひっそりとたたずむ秘湯の一軒宿です。
客室は全7部屋。和室なのでゆっくりとくつろげます。全室トイレ付き。窓からは果無山脈(はてなしさんみゃく)を一望(客室のタイプは 宿泊プラン の中から選べます)。旅の荷をほどいたら温泉へ
こちら(上の写真)は野趣あふれる露天風呂。お湯は源泉掛け流し。大自然に囲まれ、川のせせらぎを聞きながら、心と体の疲れがほぐれていきます。
貸切露天風呂(上の画像)もあります。泉質はナトリウム―炭酸水素塩泉。重曹泉(じゅうそうせん)と呼ばれ、肌をしっとりとさせる美人の湯としても知られています。アトピーにも効果があると評判。飲泉もできます。
十津川上湯温泉・神湯荘の夕食です。もてなしは山と川の幸を使った旬尽くしの会席料理。お部屋食でいただきます。
中でも評判なのがアマゴのお造り。清流の女王と呼ばれるアマゴは脂が乗っていて鮮度も抜群。アマゴは冬に産卵・孵化するので、十津川村でアマゴ漁が解禁になるのは三月から。そこから梅雨時までが、もっともおいしいアマゴの旬の時期になります。
神湯荘の自慢は、温泉で炊いた温泉ご飯(上の写真)。うっすらと黄色みがかったご飯で、水道水で炊くよりも、もっちり感が強くなり、独特の味わいが楽しめます。
温泉ご飯と相性抜群なのが、いちばん人気の味噌仕立てのぼたん鍋。猪(いのしし)のお肉ですが、脂が乗って、臭みもありません。
デザートは温泉コーヒーゼリー。特製のミルクゼリーが器の下に隠れた二層のおいしさが楽しめます。ここでしか味わえない一品です。
日本秘湯を守る会の会員宿にも指定されている山あいの一軒宿・上湯温泉の神湯荘。秘湯気分を満喫できるお宿です。
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