東京・新宿からJR特急スーパーあずさで松本へ。松本からJR大糸線に乗り換え穂高(ほたか)へ。雄大な北アルプスのふもと、田園風景が広がる水の里・安曇野。澄んだ空気と清らかな水に育まれた豊かな自然が旅人を出迎えてくれます。
今回ご紹介するのは、安曇野の清流と山々に抱かれた名湯・大町温泉郷(おおまちおんせんきょう)にある信州の里 ときしらずの宿 織花(おりばな)。北アルプスの山並みを背にたたずむ、きめ細やかなもてなしが自慢の純和風旅館です。
客室は和室と和洋室。大きく切られた窓からは、中庭越しに刻々と移ろう景色が広がり、正面にそびえるのは北アルプスの峰々。この圧倒的な眺めが宿の魅力です。客室のタイプは宿泊プランの中から選べます。1万円以下で泊まれるお得な 宿泊プラン も用意されています。
自慢の温泉は、ヒノキの香りが漂う広々とした内湯と、その先にしつらえられた石造りの露天風呂で堪能できます。源泉が注がれる温泉には美肌成分のメタケイ酸がたっぷり。お風呂に入って肌をさすると、肌がすべすべになっているのが分かります。
豊かな森の間近に造られた露天風呂からは、運がよければ、天然記念物のニホンカモシカなど、ここならではの自然を目にすることができます。
大町温泉郷・織花の夕食です。自然豊かな信州で育まれた食材をふんだんに使った会席料理でもてなしてくれます。焼肴(やきざかな)はイワナの塩焼き。
中皿は宿いちばんの人気メニュー・信州りんごのグラタン。信州名産のリンゴをくり抜いた中には、特製のホワイトソースをペーストし、ホタテやエピ、角切りにしたリンゴが加えられ、豊かな食感が楽しめます。
台の物は、地元産はくばの豚を使ったしゃぶしゃぶ。豊かな自然の中で育まれたヘルシーな豚肉を水菜(みずな)・マイタケ・エノキとともに、すりおろしリンゴの胡麻だれをつけていただきます(料理は季節や仕入れによって替わります)
郷土の味覚と、その個性を活かした味わい深いもてなし。満足できます。