JR肥薩線・人吉駅から徒歩10分。車の場合は九州自動車道・人吉ICから約10分。九州の真ん中に位置する熊本県・人吉(ひとよし)。今回ご紹介するのは、人吉温泉 清流山水花 あゆの里(せいりゅうさんすいか あゆのさと)。球磨川(くまがわ)のせせらぎに耳を傾けながらのんびりくつろげる癒しの宿です。
宿に到着。館内に入ると、和風モダンをテーマに女将さんがセレクトした家具や小物などが出迎えてくれます。上質な大人の空間がただよいます。
客室は和室・洋室・和洋室。上の写真は和洋室。部屋の手前にあるベッドルームをはじめ奥の客室も大人の落ち着いたしつらえ。窓からの景色はまるで一幅の絵画のよう。
部屋のテラスには、球磨川(くまがわ)や人吉城跡(ひとよしじょうし)を眺めながら入れる露天風呂も付いています(客室のタイプは宿泊プランの中から選べます)
お風呂は大浴場や露天風呂のほか貸切風呂もあります。上の写真は大浴場。お湯は人吉に湧く天然温泉。泉質はナトリウム―塩化物炭酸水素塩泉。美肌効果があるのでお風呂上りのお肌はしっとりすべすべに。旅の疲れを癒すぜいたくなひとときを過ごせます。
人吉温泉あゆの里の夕食です。食事は料亭またはお部屋で。食の宝庫・人吉の旬の食材をふんだんに使った料理が食卓を彩ります。前菜は枝豆の豆乳寄せ・とうもろこし豆腐など。中でも鮎の卵と「うるか」という鮎の塩焼きを和えた珍味は昆布の香りただよう逸品です。
球磨川の天然鮎のお造りは薄く輪切りにした背ごしを握り寿司でいただきます。甘みが特徴の熊本産のサツマイモ・シルクスイートはグラタンで。吸い物はカボチャの冷スープ。地元の黒毛和牛・人吉牛と人吉野菜を使った蒸し鍋はピリ辛ポン酢のタレでいただきます(料理は季節や仕入れによって替わります)
地元・人吉の旬を活かしたアイデア満載のもてなし。満足できます。
夜はバーへ。おすすめは人吉温泉カクテル。人吉温泉カクテルとは、球磨焼酎(くまじょうちゅう)と人吉温泉水、地元のくだものを使い、女性にも飲みやすくしたカクテルです。
女性に人気なのが、熊本産・清美(きよみ)オレンジをたっぷり使った爽やかな甘みのオリジナルカクテル「人吉ファンタジードリーム」。地元熊本産のトマトとバジルに黒糖を合わせ、健康をテーマにした「熊本とまとの情熱」も人気のオリジナルカクテルです。
洗練されたもてなしに、しっとりと大人の時間が流れていきます。人吉温泉・清流山水花あゆの里。熟年夫婦の温泉旅行におすすめのお宿です。