以前から一度訪れてみたかった川越にランチを兼ねた観光で商店街や川越熊野神社を散策してきました。4月中旬の日曜日ということもあり、川越の商店街は人でごった返していてお店はどこもいっぱい――
川越の市場の中にある森の中のレストラン「マーケットテラス」で食べ放題のビュッフェランチを楽しんだあと、川越駅近くの商店街がある街中に行ってみることにしました。ランチを食べたマーケットテラスからは車で約10分ほどの場所です。
川越駅付近の駐車場はどこも満車のランプが付いています。観光スポットの商店街はすぐそこに見えるのに、なかなか駐車場が空いていません。しばらく路地をあちこち曲がって探していると、やっと空きを見つけ車を停めることができました。
私たちが停めた駐車場の料金は、平日最大700円・土日祭日は1,000円でした。平日・祝祭日一律600円という良心的な駐車場も見かけましたが、さすがにそこは満車でした。
5月のこどもの日も近いので、川越商店街には子どもたちが作った鯉のぼりが飾られ、着物姿の女性や外国人観光客もたくさん歩いています。
川越の商店街は、蔵のような建物があちらこちらに建っていて、歴史を感じます。蔵造りのお茶屋さんがあり、その横の路地奥に「自由に見学OK」と書かれた場所があったので入ってみたところ、蔵の中で音響会社の無料CDコンサートをやっていました。
今日は4月にしては夏日というような暑さで、蔵の中は冷房がきいたようにひんやりとした涼しさ。その中できれいな音の音楽を聴きながらひと休み。思わぬラッキーな出来事でした。
再びお店が立ち並ぶ街を歩いていると着心地よさそうな綿専門の婦人服屋さんがあったり、着物の着付けもしてくれるレンタル屋さんがあったり、和菓子屋さんなどなど……。「鎌倉の小町通りよりも川越はお店の数が多いんじゃない?」と、話しながら歩いていると、雰囲気のある川越熊野神社が現れました。
熊野神社の境内では着物姿の外国人観光客の方もたくさん見かけました。素敵でしたよ。お参りをしたあと、いっしょに来た友人が御朱印帳を書いてもらいに行っている間、私ともう一人の友人は銭洗弁天で小銭を洗いに行きました。絵馬が並んだ場所にはハートの絵馬がたくさん。川越熊野神社は縁結びの御利益がある神社のようです。
そうこうしていると、神楽殿(かぐらでん)で笛や太鼓のお囃子が始まりました。ここでもいいタイミングで思わぬ催しものが見学できました。
御朱印をもらいに行っていた友人が戻ってきたので(御朱印をもらうのに長蛇の列だったそうです)、川越熊野神社をあとにして、今度は大通りに面した道を散策。お茶碗やお箸を売っている焼き物屋さんへ入り、それぞれお土産を買ったりしながら散策していくと、川越のシンボルともいうべき時の鐘が現れました。時の鐘はテレビで見たのと同じ。思った通りの大きさと存在感でした。
お茶をしようと思ったのですが、お目当ての和風喫茶店も満席で入れず、どこも人がいっぱいだったので川越を出て入間のアウトレットへ行くことにしました。駐車場まで歩いていると、レトロなデザインを復元した路線バスに出合いました。ここまで凝るところはさすが歴史の街・川越ですね。
今度は少し人出の少ない平日にまたゆっくりと訪れてみたい川越でした。