【閉店】越谷の中華料理店・満福の担々麺・酸辣麺・餃子は美味しかった。
2017年12月7日・木曜日。越谷の中華料理の美味しいお店「満福」(まんぷく)に仕事仲間の賢治さんと行ってきました。担々麺と餃子が評判の地元では知る人ぞ知る中華料理の隠れた名店です。車で北越谷(東口)からせんげん台方面に向かい、逆川(さかさがわ)の橋にさしかかると、右側に「満福」という黄色い看板が目に飛び込んできました。
お店の開店時間の11時半に合わせておじゃましました。お店は慣れ親しんだ雰囲気がする昔ながらの中華料理屋さん。平成7年(1995年)に開店。今年(2017年)で23年目を迎えたそうですが、お店の中はどこもピカピカに磨かれ、とても清潔感があり気持ちのいい空間です。厨房もピカピカ。
座席は、4人掛けのテーブル席が4席、座敷は、4人掛けの座卓が2席。座敷は畳ではなく木床です。カウンター席は4席あります。
窓ぎわの席に座ってメニューに目を通します。賢治さんはお店にくる前から担々麺と餃子を食べよう と決めていました。せっかくなので私は違う麺を注文してみようかな、ということで酸辣麺(さんらーめん)をお願いすることにしました。もちろん餃子も。
お昼のメニューは短冊に書かれた麺類などのシンプルなものが中心。水餃子もいただけるというのでお願いしたかったのですが、まだ時間が早かったようでこの日はまだできていませんでした。今度来たときのお楽しみにしておこう。知り合いの満福常連さんという人の話では「とにかくどれを食べても美味しい!」ということ。楽しみです。
15分ほどして餃子が焼きあがってきました。5つで一人分です。焼き目はカリッとして湯気が出ています。アツアツを口に入れると「え!」とびっくり。まるで小籠包のようなたっぷりの肉と野菜のスープがじゅわっと口に広がりました。こんなにジューシーな餃子を食べたのは生まれて初めて。
ご主人の話では「(うちの餃子は)野菜から出るスープを絞らずあまさず全部包み込むから」というお話でしたが、なかなか真似できそうにないすごい技。満福の餃子、ほんとうに感動しました。
餃子を食べ始めるとすぐに担々麺と酸辣麺(さんらーめん)が運ばれてきました。細めの麺においしそうなスープ、センスよくもられた具。見るからに食欲をそそられます。
担々麺は、ゴテゴテし過ぎていないシンプルでいて繊細な盛り付けがいいですね。スープをひとくちいただくと、まろやかさの中にもパンチがあってこれが本場の担々麺なんだ、と、今まで食べてきた担々麺との違いに驚き。麺もスルスルっと心地よく入っていく細麺です。とにかく美味しい。
酸辣麺はスープを口に含んだときの爽やかな酸味が喉を通ると今度はスパイシーに変化。満福の酸辣麺は奥が深いですねぇ……
満福では、麺の量はおいしくいただけるようにと、あえて控えめにしてあるそうです。足りないという人には替え玉を追加注文できるようになっています。
賢治さんも替え玉を追加。それもあっという間にペロリ。あまりの美味しさと感動に、二人とも餃子とラーメンを夢中になって平らげてしまいました。
注文した料理はすべて食べ終わったのですが、さっき食べた感動のジューシー餃子の味が後ろ髪を引き、このまま帰るのは少し心残り。餃子をもう一人前追加してしまいました。これにはご主人もちょっとびっくり(笑)
餃子が焼ける間、お店の話しをご主人からいろいろとお聞きすることができました。たとえば食器に描かれた鳥の絵。この鳥は主人が酉年ということで、お皿の絵柄を鳥にしてあるのだそう。改めて見てみると、とってもいい絵柄。おしゃれ心もにくいですね。
そして熱々の餃子を再び。中の肉汁と野菜汁をこぼさないように全部いただきます。ホントに美味しい餃子です。満福の餃子の旨みは肉汁だけではなく野菜の旨みだということがよく分かります。もう一皿食べられそう(笑)
満福で満腹(笑)。大満足でお店をあとにしました。またすぐに来たいと思ってしまうとっても美味しい中華料理店でした。次はチャーハンと水餃子も食べてみたいな。
満福へ車でいく場合は、道路を挟んでお店の向かいに5台停められる駐車場もあるので安心です。上の写真は満福の駐車場です。
満福は、2021年4月をもって惜しまれつつ閉店しました。