塩化物泉(えんかぶっせん)は、日本の温泉ではもっとも多い泉質で、口に含むと塩の味がします。よく温まるので「熱の湯」とも呼ばれています。温泉に含まれる塩分が肌に付着して、汗の蒸発を防ぐので、保温効果が高く、湯冷めしにくいのが特徴。
塩化物泉の効能は、慢性皮膚病・慢性婦人病・切り傷・火傷など。飲泉(いんせん)では、慢性消化器病、慢性便秘などの効果があり「胃腸の名湯」と呼ばれています。
塩化物泉の温泉地としては、ニセコ昆布温泉(北海道)温湯温泉(青森県)塩の湯温泉(栃木県)四万温泉(群馬県)熱海温泉(静岡県)小浜温泉(長崎県)指宿温泉(鹿児島県)などが有名。
今回は、塩化物泉の名湯として知られる福島県の熱塩温泉(あつしおおんせん)にある 山形屋 (やまがたや)をご紹介します。東北新幹線郡山駅から磐越西線に乗り換え、喜多方駅から宿の送迎車で約20分。日本の原風景が今も残る喜多方の奥座敷に位置する温泉と郷土料理が自慢の宿です。
客室は、モダンで落ち着いた雰囲気の和室と、ベッドのある和洋室の2タイプ。どの部屋もゆったりと過ごせます( 客室のタイプは 宿泊プラン によって異なります )
山形屋自慢の温泉です。泉質は塩化物泉。源泉は65.5度という塩分を多く含む高温の湯で「熱塩の湯」(あつしおのゆ)と呼ばれる開湯600年の歴史を誇る名湯です。効能は、リウマチ・運動機能障害・慢性湿疹・婦人科疾患・更年期障害など。
露天風呂や大浴場のほかにも炭の低温サウナ(チャコールバーデン)や足湯も楽しめます。温泉入浴と組み合わせることで、よりいっそうの新陳代謝を促し、ヒーリング効果を生み出します。
塩化物泉の温泉を満喫したら、夕食は、地元の無農薬・有機農作物をふんだんに使った創作料理がいただけます。会津牛・馬刺し・イワナの塩焼き・山菜の天ぷら…。一品一品まごころ込めて作られる伝統の郷土料理を堪能できます。
朝食も地元・喜多方市熱塩加納町(あつしおかのうまち)で獲れた新鮮な野菜や食材が並びます。具だくさんの味噌汁や朝採り野菜など体にやさしい料理の数々。地元産のお米を使って炊いたご飯も人気です。
効能豊かな塩化物泉の温泉と伝統の郷土料理でおもてなし。静かにのんびりと福島県で温泉旅行を楽しむなら 熱塩温泉の山形屋 はおすすめの湯宿です。
塩化物泉の温泉水|お風呂に入れても飲んでもOK!