琥珀色のモール温泉で肌がつるつるに!深谷温泉 元湯石屋(石川県)
モール温泉というと北海道の十勝川温泉が有名ですが、石川県にもあるんです、モール温泉が。えっ? 石川県も遠い? ま、それはそれとして、今回は、石川県金沢市にある 深谷温泉 元湯石屋 (ふかたにおんせん もとゆいしや)をご紹介します。
元湯石屋へのアクセスはJR金沢駅からバスで40分、タクシーだと25分ぐらい。車の場合は北陸自動車道の金沢森本ICから約5分。飛行機だと小松空港からタクシーで約40分
元湯石屋は江戸時代から続く老舗旅館で、創業は226年前の寛政元年(1789年)。玄関ホールに入ると、昔のままのたたずまいを残した風情のある雰囲気に包まれます。
自慢は琥珀色(こはくいろ)をしたモール泉。太古の植物が堆積してできた地層を通って湧き出た温泉なので、植物性の有機物や天然の保湿成分を多く含み、滑らかな湯触りが特徴です。
ペーパー値が8.5と高く、美容液や保湿化粧品と同程度。まさに天然の化粧水。湯上がり後は肌がつるつるになることから美肌の湯としても知られています。
保湿成分を多く含んだ温泉なので、湯船に浸かったあとは身体を洗い流さないこと。すべすべのお肌が長時間持続します。肌がつるつるになるといっても長湯は禁物。湯あたりして貧血でも起こしたらたいへんですから。
美肌の湯(モール温泉)を楽しんだら休憩所でひとやすみ。休憩室をはじめ館内はレトロな雰囲気満載。明治時代から時を刻んでいる古時計や珠洲焼(すずやき)伊万里焼(いまりやき)などの美術品が館内の随所に展示されています。
客室は趣のある和室。最新の施設にはない昔ながらの風情を感じます。格子(こうし)の天井、年代ものの調度品など部屋のしつらえは昔のたたずまいそのまま。どこか懐かしくてほっとする空間は老舗旅館ならではですね。
夕食は地元金沢の旬の素材を使った伝統の会席料理がいただけます。彩り豊かな加賀野菜や日本海の海の幸など、見た目にも美しい料理が並びます。料理の内容は季節や 宿泊プラン によって異なります。
朝食にも老舗旅館のこだわりが。卵は地元深谷(ふかたに)の山奥で採れる朝採れ卵を使用。自家製の梅干しや滑らかさにこだわった豆腐など、どれも体にやさしいものばかり。朝から幸せに気持ちになります。
効能豊かな琥珀色の温泉で肌はしっとりすべすべ。保湿性にすぐれているので冷え症にも効果があります。モール温泉を心ゆくまで堪能するなら 石川県の 深谷温泉 元湯石屋 (ふかたにおんせん もとゆいしや)がおすすめです。
冬は加能ガニが食べられます。